2017.10.16
片脚の太ももだけしわが多い…それって赤ちゃんの『先天性股関節脱臼』かも!?
赤ちゃんに多く発症する病気の一つである『先天性股関節脱臼』。特に女の子の赤ちゃんに多く見られるのが特徴です。
病気を見逃さないために、わたしたちができることを確認しておきましょう!
『先天性股関節脱臼』ってどんな病気!?
先天性股関節脱臼とは、その名のとおり股関節が外れたり、ズレたりする病気です。原因は分かっていませんが、男の子より女の子の方が5~9倍、およそ1,000人に1~3人の発症率です。3~4ヶ月健診で発見されることが多いようです。
“先天性”とありますが、生まれつき脱臼していることは稀で、ほとんどのケースは成長にともなって次第に脱臼するパターンが多いとされています。
赤ちゃんに痛みはなく、なかなか気が付かないこともあるので、発見が遅れないように注意しておくことが必要です。
こんな症状が出たら注意!
次のような症状がでてくると股関節脱臼が疑われます。お風呂あがりの裸のときなど、足の様子がよく分かる状態でチェックしてみましょう。
1)股関節の開き具合
2)太ももや鼠径部のしわが左右の脚で対称か
3)家族歴
4)女の子か
5)逆子で生まれたか など
出典:47NEWS「乳児股関節脱臼を見逃すな 診断遅れで治療難航 健診体制の再構築を」
放置しているとどうなるの?
生後3~4ヶ月健診で病気が発見されれば、専用のベルトを3ヶ月程度着用することで治療できますが、病気の発見が遅れると、脱臼したまま骨が成長してしまうため、治療はますます難しくなります。
股関節の変形などが起こってしまうと、将来人工関節置換術が必要になるような重大な合併症になる可能性もあるようです。
先天性股関節脱臼は、早期の発見が必要不可欠。予防法として、足を締め付ける衣類やおむつを着用しないこと、赤ちゃんの脚がM字開脚になるような抱っこをすることなど、気を付けると良いでしょう。
お子さんの脚について、もしも気になる様子があれば、早めに小児科などで相談するようにしましょう。
PHOTO/AlikeYou/shutterstock
参照/
スカイ整形外科クリニック 先天性股関節脱臼
47NEWS「乳児股関節脱臼を見逃すな 診断遅れで治療難航 健診体制の再構築を」
mamaPRESS編集部
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