2018.02.20
“自己主張のできる子”にするために親がしておきたい3つの習慣
うまく思ったことを伝えられないと悩む日本人は多いもの。けれど、国際化が進むこれからの社会では、しっかりと自己主張をし、相手にわかりやすく意見を伝えることのできる人材が不可欠です。
しかしそんな“自己主張力”は、幼少期からの親の働きかけ次第で自然と身に付けることができるんです! 今回は“自己主張できる子”に育てる3つの習慣を紹介します。
思ったことを“言葉にする”習慣が、伝える力を育む!
幼少期から心がけたい習慣のひとつは、“言葉にする”ということ。幼少期から思ったことを言葉にする習慣を心がけることで、自分の意見を物おじせずに相手に伝える“発言力”や“わかりやすく伝える力”が培われるのだそう。
息子さんを東大、イェール大学に送り出し、自身もクリニック経営やスペイン文化発信など複数の仕事を掛け持ちしているという小成富貴子さんは、実際子供の幼少期に次のようなことをやっていたといいます。
3歳から自己紹介
言葉を話せるようになった時期から初めて会う人には自己紹介をさせ、名前や年齢だけでなく子供の好きなものも伝えるようにしていたそうです。好きなものの話をすれば会話に広がりが生まれ、コミュニケーション力を育むことにも◎。
感謝と謝罪には理由をつけて
ありがとう、ごめんなさいの前には必ずその理由をはっきり言わせるようにしていたそうです。とくに謝罪の場合は子供なりの理由を聞き、次回からの対策まで言葉にできるように導いてあげることが大切なんだとか。
病状もわかりやすく伝える習慣
病院では、子供にどこがどのように痛いのかを言葉で説明させるようにしていたそうです。これによって、相手がきちんと理解しているか確認しながら伝える力が身についていきます。
選択式質問法で“自分で考え、選ぶ”癖をつける!
まだまだ子供うまく表現できない場合は、親が子供に“選択させる”機会を作ってあげることも大事です。
たとえば、
- 洋服を2択で選ばせる
- レストランのメニューも2択か3択で選ばせる
- 遊びをいくつか提案する(パズルがいい?それともブロック?など)
といった選択式の質問を日常的にすることで、自分で考え、選択するという経験をたくさん与えてあげましょう。どちらでもいいという返事ではなく、選んだことをきちんと言葉で伝えることが理想的です。
親は誘導せず、最後まで“子供の意見を聞く”癖をつけよう
子供が自分の意見を言えるようになるには、意見を言える環境作りも重要ですよね。それには親の話の聞き方にもいくつかポイントがあるのです。
親が先回りして答えたり、答えを誘導したりしてしまうと、子供の考える時間を奪ってしまうことに。決して急かさず、穏やかな気持ちで待ちましょう。
子供が意見を言ったら、どうしてそういう意見になったのか理由を聞き、否定せずに聞いてあげることが大切です。まずは自分の意見を伝えるという目的をしっかりと果たせるように促しましょう。
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今回紹介した3つの習慣は、子供たちが大人になってから円滑な人間関係を築くためにも必要なことではないでしょうか。
自己主張ができるということは、発言力や対話力があるということ。親子で自己主張力を磨く習慣作りをしていきましょう!
PHOTO/primiaou/Shutterstock
参考/
東洋経済ONLINE「「言葉にできる」は子どもの強い”武器”になる」
日経Bizアカデミー「自己主張が苦手なのは、考え方が間違っているから」
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記事提供:ならいごとキッズ マガジン