2018.12.23
赤ちゃんの“浅い眠り”は脳を発達させる大切な時間!上手にサポートするには?
新生児の子育てのお悩みに多いのが、赤ちゃんの“眠り”。特に、寝たと思ったらすぐに起きてしまう赤ちゃんには、ママも疲れてついついイライラしてしまうのではないでしょうか?
その反面、赤ちゃんの睡眠は、脳や体の成長に欠かせないもの。特に、浅い眠りは赤ちゃんの脳を発達させるとっても大切な時間なのだそう! 上手にサポートしてあげるにはどうしたらよいのでしょうか?
赤ちゃんの睡眠の特徴とは?
PHOTO/shipfactory/Shutterstock
そもそも、人間の眠りには“浅い眠り”と“深い眠り”があり、この2つが一定の間隔で繰り返されています。
赤ちゃんは大人に比べてその間隔が短く、“浅い眠り”の割合が大人よりも多いのが特徴です。成長とともに大人と同じように“深い眠り”の割合が増えていき、一般的に3~4歳頃には睡眠リズムが大人と同じように整っていくといわれています。
0~1歳頃の“浅い眠り”は脳を発達させ、“深い眠り”は体を発達させる!
実は、この“浅い眠り”は赤ちゃんの脳の発達に大きく影響しているんです。
赤ちゃんは“浅い眠り”の最中に、情報や経験を整理し脳へインプットしているという説があります。大人に比べ、“浅い眠り”の割合が全体の半分程度と多い0~1歳の時期は、一生のなかで最も脳が発達する時期と言ってもいいかもしれません。
また、“深い眠り”のときには、体の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌が活発になります。
「起きた?」と思っても少し待って
大人は“浅い眠り”のときには動かず、“深い眠り”になると寝がえりをうったりしますが、眠りが深いのでなかなか起きません。一方、赤ちゃんは眠りの浅い深いにかかわらず、大人よりも起きてしまいやすい状況になっています。
また、だんだんと睡眠のリズムが形成されてくると、浅い眠りから深い眠りの間に、眠っているのに体を盛んに動かすようなこともあるのだそう。
でも、注意したいのが、夜中に赤ちゃんが動いたり泣いたりしているのを、ママが「起きた」と勘違いして授乳やおむつ替えなどをしてしまうこと。そうすることで、赤ちゃんが眠っていたのに覚醒させてしまい、また寝かしつけるのに時間がかかってしまうということもあるのです。
泣き出したと思っても、それは『寝言泣き』という可能性もあるので、少しの間だけ様子をみることも大切ですよ。その様子を見る時間が、ママの余裕も生んで、夜の授乳や寝かしつけも少しラクになるはずです。
赤ちゃんの寝る力を育てるコツ
抱っこでしか寝ない、布団に置いたらすぐ起きる、という赤ちゃんは、まだ生活リズムが整っていないのかもしれません。
赤ちゃんは生後2か月頃から昼夜の区別がつき出します。その頃から少しずつ生活リズムをつけていくと、赤ちゃんの寝る力がアップし、スムーズな睡眠をとれるようになりますよ。
まずは、昼夜の区別をつけるために、朝になったら太陽の光を部屋に入れる、寝る前は部屋を暗くして刺激を少なくするなどしてみましょう。
特に、夜、赤ちゃんにスマホを見せている方は要注意! 脳を刺激して眠気を覚ましてしまう可能性が高いのでやめましょう。
ママのリラックスも大切に!
睡眠不足は体にも心にもよくありません。赤ちゃんのお世話は大変ですが、ママのケアも忘れずに! 日中の短時間の昼寝は、疲れをとる効果があるので、赤ちゃんと一緒にお昼寝するもいいですね。
ママがリラックスしていると赤ちゃんにもそれが伝わり、よりよい睡眠に導くことができますよ。
赤ちゃんの睡眠は脳や体の発達にとても大切なもの。より良い睡眠を確保できるよう、ママもサポートしてあげられると良いですね。
また、赤ちゃんだけでなく、ママもよい睡眠がとれるように心がけるようにしましょう。
TOP PHOTO/Rob Hainer/Shutterstock
参照/
たまひよオンライン「0〜1才代は最も脳が発達!?赤ちゃん期の”浅い眠り”」
快眠タイムズ「知れば楽に!赤ちゃんの睡眠3つの特徴、5つのQ&A」
赤ちゃんの眠り研究所「赤ちゃんの眠りの発達」
ベネッセ教育情報サイト「夜寝ているときに手足をバタバタしたり頭をブンブン振ったりしています。」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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