2019.05.09
栄養価がUPしている!?『機能性野菜』を食卓に取り入れよう
日頃から意識して食べるようにしていても、つい不足気味になってしまうのが野菜類。旬の時期でないものや、冷凍されているものが出回っていることもあって、しっかりと食べているようでも実際には十分な栄養が取れていないということもあるようです。
そこでおすすめしたいのが、栄養を強化した『機能性野菜』。一体どんな種類があるのでしょうか?
『機能性野菜』とは
農業技術が発達した現代では、旬の時期以外にもスーパーなどで1年中さまざまな野菜が手に入りますが、その一方で栄養価が落ちているという報告もあります。
ほうれん草を例に挙げると、100g(可食部)あたりのビタミンCの量は、旬の12月に採れたものが60mgなのに対して、旬でない9月のものはわずか20mgなのだそう。
そうした不足しがちな栄養価を効果的に補うためのひとつの方法としておすすめなのが『機能性野菜』です。
『機能性野菜』を簡単に説明すると、品種改良や栽培方法の工夫により、特定の栄養素を追加したり、もともと含まれている成分を増やしたりした野菜のこと。ちなみに、見た目は普通の野菜とほとんど同じです。
2015年の食品表示法の改正により、科学的根拠に基づいた機能性のある食品は機能性の表示が認められ、それらの食品は『機能性表示食品』に分類されるようになりました。機能性表示食品のマークがついた野菜は『機能性野菜』と考えてもいいでしょう。
子どもも食べやすく栄養価も抜群!おすすめの機能性野菜
機能性野菜のことが分かったところで、一体どんな種類があるのか気になりますよね! ここからはその品種と調理法などをご紹介していきます。
『ブロッコリースーパースプラウト』
ブロッコリーの新芽『ブロッコリースプラウト』は、通常のブロッコリーの20倍の『スルフォラファン』を含んでいます。
“抗酸化作用”や“解毒作用”に優れているスルフォラファンを効率的に吸収するには、生でしっかり噛んで食べるがこと大切。サラダにして食べたりスムージーに加えたりするのもおすすめです。
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村上農園「ブロッコリースーパースプラウト」
『さらさらゴールド』
野菜の代表的なポリフェノールのひとつである『ケルセチン』が豊富に含まれている、北海道の北見産の玉ねぎです。
生の状態では辛味が強く、加熱すると甘みが増すのでスープなどにすると食べやすくてGOOD。ケルセチンは抗酸化作用に優れていて、美容や健康への効果も期待されています。
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「さらさらゴールド」
『高リコピントマト』
“糖度・酸度・旨味”がバランス良く調和した深みのある味わいが特徴の高リコピントマトには、抗酸化作用のある『リコピン』が高濃度で含まれています。とってもきれいな真っ赤な色はサラダの彩りにもピッタリですね!
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カゴメ「高リコピントマト」
『こどもピーマン ピー太郎』
その独特の苦みから苦手な子どもが多いピーマンですが、『こどもピーマン ピー太郎』はその苦み成分を通常のピーマンの10分の1程度に押さえてあるので、子どもにも食べやすいのが特徴です。
元になっているのはメキシコの『ハラペノ』という辛み成分の含まない唐辛子。通常のピーマンに比べてビタミンCは1.5倍以上、カロテンは2倍以上多く含まれています。
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タキイ種苗株式会社「こどもピーマン」
『京くれない』
金時ニンジンのリコピンと西洋ニンジンのカロテンの両方をバランス良く含んでいる色鮮やかなニンジン。ニンジン特有の“臭み”が少ないので、生食にも向いています。もちろん加熱してもOK。幅広い料理に使えるのでキッチンにストックしておきたいですね。
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タキイ種苗株式会社「京くれない」
普通の野菜と同じように調理できるのに栄養価がUPするのが機能性野菜の良いところ。栄養価はもちろん、味も優れているものが多いので、野菜嫌いな子どもでも食べやすそうなのも嬉しいですよね。
種や苗で手に入るものもあるので、家庭菜園で育ててみるのも楽しいかもしれませんよ!
TOP PHOTO/Africa Studio/shutterstock
参照/
株式会社サラダコスモ「【健康キーワード】機能性野菜」
VEGEDAY「野菜の栄養価と価格、旬と旬以外の時期でどれくらい違うの?」
消費者庁「「機能性表示食品」って何?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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