2015.04.16
くれぐれも摂り過ぎに注意!『砂糖』に隠された甘~い罠
食べ過ぎは良くないとわかってはいても、つい食べてしまう甘いお菓子やスイーツ。お子さんにも食べさせている家庭も多いのではないでしょうか。
しかーし! 砂糖には様々な体への害があるって知っていましたか?
一日の砂糖摂取量をちょっと見直してみて!
たとえば、500mlの炭酸飲料には角砂糖15個分の砂糖が含まれているのを知っていましたか? 驚きの量です。
暑い夏なら、数分で飲み干してしまう量…そう考えると、想像以上に砂糖を摂取していることに気付きますよね。
そもそも一日に必要な砂糖の量は、子どもで約15g(角砂糖4個分)、大人で約20g(角砂糖5.5個分)程度だそう。
ちょっと甘い飲み物やスイーツを食べると、あっという間に一日の必要摂取量をオーバーしちゃいます。
砂糖がもらたす害のあれこれ
砂糖、特に白砂糖は、精製過程で体に必要な栄養分がすべて取り除かれているため、体の中でエネルギーに変えるとき、骨や歯、血管に蓄えられたカルシウムを奪っていきます。
また、砂糖の摂り過ぎによってビタミンB1欠乏症になったり、肥満や心臓病になりやすく、さらにはガンまで誘発しやすくなるとの研究も!
忘れっぽくなったり、すぐにイライラする、子どもの極端なグズりやキレるなどの行為も、砂糖の過剰摂取によって引き起こされると言われています。もちろん、虫歯の大きな原因でもあります。
さらには婦人科系の病気にも、砂糖が大きく関係しているとの説も。普段何気なく摂っている砂糖…あなどれませんね。
TOP PHOTO/theodore moniodis
どうして砂糖がそんなに体に良くないの?
「疲れたら、糖分をとって脳に栄養を」なんてよく言いますよね。でもこれって少し間違っていて、脳の栄養として必要なブドウ糖と、白砂糖のように精製された糖分はまったくの別物なんだとか。
過度に精製された砂糖は、体に直接的に働き、血糖値を一気に上げます。その結果、覚せい剤並みの作用と常用癖を招くのだそうです。
完全にNGではなく、適度に適量を!
でも、甘い物を完全にやめるなんて無理!逆にストレスが溜まっちゃう!なんて人も大丈夫。
これらの事実を知った上で、今までよりも少しだけ意識して砂糖の摂取量を減らしてみましょう。普段のおやつには、スナック菓子よりも旬のフルーツを!
特別なときにはケーキやチョコも食べたっていいんです。
ただし、食べ過ぎには十分注意しましょうね。お子さんのおやつも、要注意ですよ!
文/水谷 花楓
参照/
医療法人社団陣内会 陣内病院「清涼飲料水の砂糖の量」
衣・食・住探求マンガ『母は今日もまえのめり』「☆砂糖の害について☆」
㈱フードサポート四国 『栄養士の食育日記』
子育て・食育・メタボの部屋 『第12話 砂糖は怖い』
自然育児サークル しおむすび 『子供とお菓子のこと』