2015.05.08
大人だけじゃない!子どもの『五月病』に気をつけて
連休明けに、わが子が急に登園をしぶるようになったら……。
もしかしたら、それは子どもからママへのSOS信号かもしれませんよ!
子どもからの危険信号を見逃さないで!
新生活がスタートし、ようやく環境にも慣れてきたはずなのに、なんだかやる気が出ない状態を指す『五月病』。
これは、新入社員や大学の新入生など大人に多いと言われていましたが、なんと最近では中・高生のみならず、小学生や幼児へと低年齢化が進んでいるそうです。
そこで今回は、五月病の子どもからの危険サイン、対処法などをまとめてみました。
【子どもからのSOSサイン】
□夜は眠れず、朝はなかなか起きられない
□食事の量が減った、食欲がない
□表情がどこか暗い
□つねにイライラしている、ぼんやりする、やる気が見られない
□「いやいや」が急に増えた
五月病から子どもを救う4つのポイント
では、これらのサインをキャッチしたら、ママは子どもにどんな対応をしてあげるといいのでしょうか?
子どもがいまどう思っているのか、なにを感じているのか、とにかく耳を傾けてあげましょう。
それに対して、諭す、意見する、否定するのは絶対にNG! 家事の合間やなにかのついでに話を聞くのではなく、ひざを突き合わせてしっかり親身になることが大切です。
子ども自身も、「頑張って登園しなければ」と思うものの、やっぱりできなかった、自分でも知らないうちに緊張していた心が連休に入って急に緩んでしまった、といった心と体がついていけない状態に苦しんでいます。
そこへ無理に「頑張って行きなさい!」などと強要しては、逆効果。もどかしいかもしれませんが、見守るスタンスを貫きましょう!
子どもは、幼稚園や保育園で子どもなりに1人で頑張っています。だからこそ、帰ってきたら、ぎゅーっと抱っこしてあげたり、くすぐりごっこをしたり、一緒にお風呂に入ったり……と、なるべくママが多くのスキンシップをとって、安心させてあげて。
そして物事がうまくいかなくても、「大丈夫、ママがいるよ!」と子どもの気持ちを軽くし、明日へのパワーへとつなげてあげましょう。
休みのうちはどうしてもいろんなことが不規則になりがちですが、やはり強い心と体を育むには、正しい生活習慣とバランスのとれた食事が一番!
決まった時間に行動できるよう、サポートしてあげましょう。
いずれにしても、ママ自身が「どうしよう」と必要以上に悩んでしまったり、通園をしぶる理由を聞き出そうと躍起になって慌ててしまったり、といった普段と違う姿や態度をとると、ますます子どもは不安を感じてしまいます。
「ママはどんなことでも受け止めてあげる!」くらいに、どーんと構えておくことが大切なようです。
なお、たいていの五月病は、それほど深刻ではなく一過性の場合が多いそうです。ただ、あまりに長引く場合は専門家などへご相談を。
子どもの変化をすぐにキャッチし、不安定な心にそっと寄りそってあげられるママでいたいですね!
文/よしだみすず
PHOTO/jordia.sintes
参照/All about
広島県の子育てポータル イクちゃんネット
よしだみすず
10年の編集経験を経たのち、妊娠を機に活字の世界から離れるも、やっぱり忘れられないのとちゃっかり帰ってきた出戻りライター。趣味の酒とゴルフはどこへやら。日中は、2012年生...
詳しくはこちら