2015.06.10
男の子のおちんちんケアに『むきむき体操』って知ってる?
男性のシンボルでもある、『おちんちん』。成長するにつれて、そのサイズや形にコンプレックスを抱く男性は多くいます。
なかでもとくに頭を悩ませるのが、『包茎』――。
本人が『おちんちん』に自信がないと、異性との付き合いも消極的になりがち、という声もあるようです。
そこで、思春期になって子どもがひとりで悩む前に、幼いうちにこそママが手助けしてあげてはいかがですか?
日本の男性の7割は『包茎』!?
包茎とは、亀頭部が包皮におおわれた、いわゆる『かぶっている』状態のこと。赤ちゃんはほとんどが『包茎』で、1歳を過ぎても亀頭が見えるのは20%以下なんだそう。
成長するにつれて、徐々に「こんにちは」してくるようですが、手で包皮をずらすと亀頭部が現れる『仮性包茎』(こちらが男性にはもっとも多いようです)や、まったく見えない『真性包茎』の人もいます。
とはいえ、5~6歳を過ぎても『真性包茎』である場合は、何らかの治療(手術など)を考えたほうがよいとも言われているのです。
男の子はみんな『むきむき』でなければいけないの?
「こんにちは」していなければいけない!ということはまったくありません。
ただ、自分で排せつできるようになる2~3歳頃に小児包茎のままでいると、おしっこをまっすぐ飛ばすことができず、スムーズにトイレができないという問題が生じることもあるようです。
そしてもうひとつは『亀頭包皮炎』という症状に悩まされてしまうことも。これは、亀頭と包皮の間に垢がたまってバイキンが入りやすくなり、炎症を起こしてしまうもの。
おちんちんの先端部から膿が出たり、真っ赤に腫れるなど、おしっこをするときに痛みが伴うこともあるようです。
よって、おちんちんを清潔に保つために、赤ちゃんのうちから無理をしなければむいておいてもOKという意見もあるようです。
いつ頃からケアを始めるの?
おちんちんケアに関して一番メジャーと言われているのが『むきむき体操』。こちらを提唱されている、おちんちんのスペシャリスト・泌尿器科医の岩室紳也医師によると、「生まれたその日からでもOK! 始めるのであれば、早めにケアしたほうがいい」とのこと。
そして「むく」と決めたら、おむつ替えやお風呂のときにこの体操を20回くらい繰り返すことがベスト。やればやるほど、むけやすくなるんだとか。
『むきむき体操』のやり方とは?
おちんちんは、とってもデリケートな場所。ママは扱いには十分気をつけてあげましょう。
清潔な手で、無理をせずに子どもが痛みを感じない範囲で行います。
両手親指と人さし指でおちんちんの根元を持って、ゆっくりとむいていきます。無理は絶対に禁物!! そして、なにより大切なのは「むいたらすぐに戻してあげる」こと!
筆者は最初、おそるおそる始めていましたが、慣れてくると片手でもできるようになってきます。
また、包皮と亀頭がくっついていると、皮が伸びる際に引っ張られて切れるなどのトラブルもあるので、心配なときは必ず小児科などの医師に相談してくださいね。
わが子とはいえ、おちんちんを触るのは……と抵抗のあるママは、やはり勝手のわかるパパにお願いしてみるのも手です。
まずは、むくかむかないか、家族やかかりつけ医と相談してから始めてみてくださいね!
参考/
子供とお出かけ情報「いこーよ」「医師が回答! 子供のおちんちんの正しい知識&洗い方&ケア方法」
京都府「子どもの包茎」
よしだみすず
10年の編集経験を経たのち、妊娠を機に活字の世界から離れるも、やっぱり忘れられないのとちゃっかり帰ってきた出戻りライター。趣味の酒とゴルフはどこへやら。日中は、2012年生...
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