2015.07.15
蘇った幻の大豆!日本のスーパーフード『黒千石大豆』がスゴい
美容と健康をサポートするアイテムとして注目されているスーパーフード。
これは、栄養価の高い食品のことで、チアシード・アサイー・ココナッツ・アロエベラなどが話題となって挙げられていますが、じつは日本にもスゴい食品がありました!
その名も『黒千石大豆(くろせんごくだいず)』。一体どんな大豆なのでしょうか?
幻と呼ばれた黒大豆が蘇るまでのストーリー
北海道の十勝地方で栽培されていた黒千石大豆ですが、土地や温度などクリアしなければならない条件がいくつかあることと、栽培に手間がかかりすぎることが理由で、1970年代に生産中止となりました。
絶滅したと思われた『幻の黒大豆』でしたが、2000年頃に農業復興にかける熱い思いから50粒の原種を探し出し、そのうちの28粒が発芽に成功したことで再び蘇ったのです!
黒千石大豆だけが持つ免疫バランス調整機能
黒千石大豆は他の豆に比べて、女性に嬉しいイソフラボン・ポリフェノール・アントシアニンが多く含まれています。
抗酸化作用や脂肪燃焼、血管の修復などが期待されており、がんやウィルス、アレルギーに対する免疫力を高めるインターフェロンγ(ガンマ)を作り出すための免疫バランス調整物質が発見されました。
これは他の豆類からは見つかっていない、黒千石大豆だけが持つ機能なんです。
1970年代、豆類の多い食事が理想
今から40年ほど前の日本の食事は今よりも摂取カロリーが多かったにも関わらず、当時の平均体重は6kgほど少ないです。その理由のひとつが豆類を多く含んだメニューにあると言われます。味噌汁、冷奴、おから、金時豆、ひじきと大豆の煮ものetc…。
日本の豆類と海藻類を多く使ったメニューは、消化が早く代謝を上げるのでダイエットに理想的な食事内容です。
さらに黒千石大豆のパワーがあれば、病気の予防やアンチエイジングも期待できますね。
黒千石大豆を使った豆ごはんレシピ
黒千石大豆を手軽に摂るなら、ご飯と一緒に炊いた豆ごはんが簡単で食べやすいです。
【材料】
米・・・・・・・・・・3合
黒千石大豆・・・・・・50g
水・・・・・・・・・・適量
【作り方】
黒千石大豆は水でさっと洗います。米を研いで規定量より多めの水と黒千石大豆を炊飯器に入れます。この状態で1~2時間置いてからスイッチを入れて、炊き上がったら完成です! 黒千石大豆のほのかな甘みと独特な食感が楽しめます。
ダイエットに、アンチエイジングに、病気の予防に、小さな粒に大きなパワーを秘めた黒千石大豆。ぜひ味わってみてください。
文/津田マリリン
Photo/Tadashi Nagata
参照サイト/
Wikipedia「黒千石大豆」
黒千石「幻の北海道産極小黒大豆」
北竜町黒千石大豆こだわりの逸品発掘サイト美味いっしょ北海道「北の食の奥深さ名産品を探す」
ZAKZAK「【ベストセラー健康法】昭和50年代の食事がメタボを救う 代謝は活発に、負担は小さく」
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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