2015.11.14
脳の発育にも断然良い!「おんぶ」が子育てに与えるメリット
「おんぶ」というと「昭和みたいで古臭い」、「生活感がありすぎ」、「恰好悪い」などのネガティブなイメージを抱くママもいることでしょう。また、「おんぶ」はママの肩腰に負担がかかるということもあり、避けられている傾向もあります。
しかし、おんぶは脳科学の観点でも、赤ちゃんの健やかな心身の成長にとってメリットがあり、長い目で見れば、親子関係にも非常に良い影響をもたらします!
「おんぶ」をすることの3つのメリットについて
「おんぶ」をすると良いという理由は、次の3つが挙げられます。
1)脳の発育に良い!
子どもや赤ちゃんは身体が小さいということもあり、視線が狭く、低い位置での視野となります。
おんぶがされている子どもは、ママと同じ高さの目線でものを見ることでき、視野も抱っこより拡がるので、知的好奇心を育むことができます。
そして、おんぶにより、脳のシナプス(※脳内の神経をつなぎ合わせる細胞)が刺激され、発育を促します。
2)身体の姿勢が良くなる!
おんぶをすると子どもが息苦しそう、身体の内部が圧迫されるのでは…など、骨や筋肉に発育を遮ると思っている人もいますが、これは誤った考え。
乳児期に子どもをママ(パパ)がおんぶすることによって、子どもは本能的に背中にしがみつくようになり、腰を伸ばす動作をマスターします。それが発育過程である“立つ”、“歩く”などの健全な身体作りにつながるそうです。
3)情緒豊かになる!
ママの背中の心音や体温によって、子どもが安心し、温もりを直に感じ取ることができます。そして、“愛されている”という自己肯定感も芽生え、情緒豊かになり、“キレる”子どもになるリスクも避けることもできます。
「おんぶ」はママにとってもメリットが!
「おんぶ」はママにとっても、良いことがあります。
まず、子どもがぐずって家事がはかどらなくても、おんぶをすれば、ぐずりもおさまり、両手が使えるので家事をスムーズにこなせます。
そして、災害が起きた場合、避難が必要になった場合、赤ちゃんを抱っこしての移動だと両手もふさがり、ママは歩きにくさも感じます。 でも、ママがおんぶひもを使っておんぶをすれば、足場の悪い移動も負担にならず、両手にも荷物を持ちながら移動もできます。
【参考】「おんぶ」子育て経験者の筆者の場合
筆者の私は子どもを出産した時に、実母からおんぶを勧められ、おんぶひもを購入。我が家の場合、二人目の子どもの夜泣きが長期化していたこともあり、おんぶひもを使って、子どもを寝かしつけました。
他にも、子どもから目が離せない時期に家事や外出をする場合にもおんぶひもを活用しました。当時は上と下が2歳差の育児だったこともあり、大変な時期もありましたが、おんぶして家事などをこなした日々が懐かしく感じる時もあります!
「おんぶ」は慣れるまでママも心配になりますが、おんぶひもなどのアイテムを使いこなせば、次第にママも子どもも気持ちに“ゆとり”が出ると思います。
その“ゆとり”が子どもの成長に良い効果をもたらすことは言うまでもありません。最近はおんぶアイテムもエルゴなどを代表するように、“オシャレで実用的”になっているので、乳幼児がいるママは是非、おんぶに注目してみてはいかがでしょうか。
参照/赤ちゃん×育児ママ×イクメンライフ「赤ちゃんをおんぶしよう!パパママも嬉しい5つのメリット!」
ダイヤモンド・オンライン「『賢い子は“おんぶ”で育つんや』“生き抜く子”は、3歳までに決まる!?」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
詳しくはこちら