2016.02.04
子どもの『チョコレートデビュー』前に知っておきたい3つのこと
2月の行事といえば、『バレンタイン・デー』。チョコレートをあげたり、もらったりする機会も多いですよね。そんな中、「幼いわが子にチョコレートはまだ早いのでは…」と心配するママさんもいるのではないでしょうか。
そこで今回は『チョコレートデビュー』を判断する前に知っておきたいことと、おすすめのデビュー方法について紹介してみたいと思います。
『あげる必要はないもの』と考えて大丈夫!
みんな大好き、甘いお菓子の代表格として人気のチョコレートですが、“リスク”もあります。これはチョコレートに限ったことではありませんが、甘いものには虫歯・肥満や、「頻繁に与えていると、甘いものばかりを食べたがるようになる」という偏食を招く可能性もあります。
チョコレートはあくまで嗜好品です。栄養的に必要ということはないので、デビューさせる必要がないなら、させないままでも大丈夫。「みんな食べさせているし…」という理由で、無理に与えることはありません。
ココアを使った『チョコレート風ソース』がおすすめ
無理に与える必要はないとはいえ、甘いものには“メリット”もあります。たとえば食の細い子は、チョコレートで少しコーティングしてあげるだけで食事量が増えてくれることがあります。また、子どもにとっては「食べる楽しみを学習する」のも大切なことですから、そうした点でもチョコレートは有力な食べ物です。
チョコレートデビューの際は、いきなり固形のものを与えるのではなく、「少しだけ味を加えてあげる」程度から始めるのがベストです。そこで登場するのが、チョコレートと同じカカオから作られ、味も似ている『ココア』!
飲み物として冬に大活躍するだけでなく、少量の牛乳や水で溶いて『チョコレート風ソース』を簡単に作れるので、オススメです。ココアはビタミン・ミネラル・食物繊維・カルシウムなど豊富に含まれていて、栄養価が高いですよね。
飲みにくい薬なども、チョコレート(風)ソースと混ぜてあげることで、飲めるようになる子もいるようです。ただし薬の場合は、薬局の人にあらかじめ相談してくださいね!
アレルギーにはご注意を!
チョコレート・カカオ自体にアレルギーを持つ人もいます。またココア粉末も含め、チョコレート製品を作る際には、他のアレルゲンが使用されることもあります。特に多いのは『乳』でしょう。油断することなく、原材料・製品表示はしっかりと確認しましょう。また初めて取り入れる際には、離乳食などのときと同様、少量ずつにして、様子を確かめられるようにしましょう。
『チョコレート』の甘さは、子どものこともママのことも、笑顔にしてくれることも多いものです。お子さん自身にも『チョコレートへの興味』がわいてきているようであれば、バレンタインをチャンスに、上手に取り入れられるようになってみましょう!
佐原チハル
2013年、無痛分娩にて出産。ハニーと二人三脚、子育て奮闘中のフリーライターです。執筆内容は、コラム・書評・ゲームシナリオなど雑多。性や恋愛に関するユースワーカー業・書店...
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