2016.02.25
遊ばせ方で決まる!? 子どもを運動オンチにさせない方法
「運動神経の良い子に育ってほしい!」そんな願いを持つママは多いですよね。
ママパパどちらかの運動神経が良くないのであればなおさら。「自分はかけっこでずっとビリだったから子どもにはそんな思いをして欲しくない!」なんてママもきっとたくさんいるのでは? 実は運動神経を良くするための秘訣があったんです!
最近の脳科学の研究では、人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成すると言われています。運動神経を良くするために大事なのはその発達に合わせた運動をすること!
小さい頃からいろんな遊びや経験を通して運動能力を高めていくことも大切ですが、脳の発育や成長の段階に合わせて運動の種類を変えていくことで、より運動神経の良い子どもになっていくんだとか!
年齢別の運動で押さえておきたいポイントは以下のとおり。
- 0歳 :赤ちゃん運動が大事!
- 1~2歳 :ボール遊びで空間を把握!
- 3~6歳 :道具遊びとバランス感覚!
- 小学校低学年 :基礎的な動きを身に着けて!
具体的にどんな運動が良いのかを順番に説明していきしょう♪
遊び・運動も発育と発達に合わせて選んで!
0歳の乳児期は“赤ちゃん運動”が大事
寝返り、腹ばい、はいはい、つかまり立ちなどの赤ちゃん運動には、“歩く、走る、正しい姿勢を保つ”など、一つ一つに将来につながる大事な意味があります。
最近の傾向として、狭い住環境で過ごす子どもは、はいはいの期間が短く、すぐにつかまり立ちができてしまう子も多いよう。ですが、はいはいは腕や胸の筋力アップや、環境の把握、脳の発達にもとても効果的。環境を整えて思いっきりはいはいさせてあげたいですね。
1~2歳はボールで遊びながら、空間を把握し、動きをコントロール
歩くようになって、一人遊びもできるようになるこの時期はボール遊びがおすすめです。1歳くらいの時期はボールを追いかける、蹴る、投げるなどの動作を覚えます。
さらに2歳くらいになるとボールが弾んだりする動きがわかるようになり、ボールを走って追いかける、という大事な運動ができるようになります!
3~6歳の幼児期は『バランスをとる』『道具を使う』ことを意識
だんだん『動き』が上手になってくるこの時期は『バランスをとる動き』が大切。例えば『ケンケンパー』といったなつかしい遊びをママも一緒にやってみたり、ブランコや滑り台などの遊具を使ったりして遊んでみましょう。幼児期から養われたバランス感覚は、その後のどんなスポーツにも役立ちます!
他にも、道具を上手に扱えるようになるのもこの時期。
『道具を使って、バランス感覚をとる動き』として特におすすめなのが自転車に乗ること! 手軽で行動範囲も一気に広がるので一石二鳥です。
小学校低学年までに基本的な動きを身に着けて
日本体育協会によると、このあと訪れる小学校高学年の『ゴールデンエイジ』に備えて、小学校低学年までには、基礎となる動きができるようになっていなければならないそう。
基本的な動きとは『歩く・走る・投げる・捕る・転がる・跳ぶ』のこと。
友だち同士でできる鬼ごっこなどを通しての全身運動や、相撲、縄跳び、キャッチボールなどで力の使い方やバランス感覚が身につけられます。『投げる』という動作を自然に身につけさせるには、伝統的な『コマ』『けん玉』なども実はとても良いそうですよ!
また、この頃には多くの子どもが補助輪なしで自転車に乗れるようになるので、休日は家族でサイクリングというのも楽しいですね。
家族みんなで健康に!?サイクリングはメリットがいっぱい
いつもはただの移動手段でしかない自転車も、ちょっと意識をして家族みんなで乗れば、良い効果がたくさん! 子どもが自転車に乗れるようになったら、休日は少し遠くにサイクリングに出掛けてみましょう。
家族揃ってのサイクリングにはこんなメリットがあるんですよ!
- 無理なく子どもの体力UP!
- バランス感覚が養われる!
- 家族のコミュニケーションが増える
- ママパパの日頃の運動不足解消に!
- 無理なく長時間の運動ができるのでダイエットにも◎
- 風を切って走れば仕事のストレス解消にも
- 子どもがちゃんと注意しながら自転車に乗れているかの確認も!
今はまだ自転車に乗れない子のママも将来楽しみになりませんか?
サイクリングに危険はつきもの。自転車事故には十分な備えを
歩きよりも遠くに行けるサイクリングは行動範囲が広くなりますし、家族で楽しめるのも魅力です。しかしそれと同時に安全についても気を付けておきたいもの。子どもの自転車事故の7割は出会いがしらの事故。安全の確認不足や一時停止を忘れてしまうことが原因です。
自転車に乗る際には、ヘルメットを被る・信号を守るなどの基本ルールはしっかりと教えておきましょうね。他の人を事故に巻き込んでしまった場合や、自転車以外での事故やケガも補償してくれる自転車保険も検討しておくのもオススメです。
子どもの運動神経を養うためにも思いっきり運動をさせてあげたいですね!自由に運動して、自転車に乗っていろんなところに行って、健やかな体を育ててあげましょう。
参照/
文部科学省「幼児期運動指針」
文部科学省 「小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック」
写真/SalRangThaeu
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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