2016.03.31
間違えるとキケン!旬の『新じゃが』を安全な調理&保存法で楽しもう!
3~6月は、新じゃがが旬! みずみずしくておいしい新じゃがを、ぜひ親子で味わいたいですね!
ママにとって身近なじゃがいもですが、調理法や保存法を間違えてしまうと大変なことに…! おいしく安全に旬のじゃがいもについてご紹介します。
新じゃがは調理もカンタンで栄養も豊富!
そもそも、新じゃがは普通のじゃがいもと何がどう違うのでしょう? 新じゃがには、ママにとってうれしい2つのメリットがあります!
皮ごと食べられて調理が楽チン!
1つめは、調理がとってもカンタンなこと。そもそもじゃがいもは、ポテトフライやじゃがバターなど、素材そのままの味を活かした料理が多いですよね。
さらに、新じゃがはより皮が薄く皮ごと食べることができます。皮をむく手間もかからないので、忙しいママにとってはうれしい食材です。
ビタミンCたっぷりで疲れや美容に効果アリ!
2つめはビタミンCが豊富であること。ビタミンCは、疲労回復や美容にいいと言われています。じゃがいもにもビタミンCは豊富に含まれていますが、新鮮な新じゃがは特に体にいいんですよ!
調理がカンタンで栄養も豊富なじゃがいも。「自宅にあるのが当たり前」「常備している」というママもいるのでは? でも、意外と調理法や保存法を誤解している方も多いのです。
新じゃがを食べるときに、気を付けるべきポイントをご紹介します!
『芽や緑色の部分に毒がある』というのは本当!
よく『じゃがいもの芽には毒がある』という話を聞くことがあります。これは本当なのでしょうか…?
ズバリ、本当です!
じゃがいもの芽や緑色の部分には、ソラニンやチャコニンという天然の毒素が含まれています。新じゃがは皮ごと食べることができますが、日光のあたるところに置いていると、発芽してしまうので気をつけましょう。新聞紙などで包み、暗くて涼しい場所で保管をするのが安全です。
また、リンゴなどから発生するエチレンガスは、芽を出すのをおさえる効果があるんだとか。一緒に冷暗所で保存すると、もっと安心ですね!
もし、毒素を含んだ部分を食べてしまうと、めまい、頭痛、嘔吐といった症状を引き起こすこともあります…。家族の健康のために気を付けたいですね。
冷蔵庫保存も実は危険!?
『暗くて涼しいところ』がいい。なら、「冷蔵庫が一番安全よね!」と考えるかもしれませんが、実はそれも別の意味で危ないのです。冷蔵保存したジャガイモは、揚げ物などの高温で加熱するのを避けましょう。
冷蔵庫に入れると、じゃがいものデンプンが一部糖に変わってしまいます。そして、揚げ物などの高温調理をすると、発がん性があると言われる化学物質(アクリルアミド)が発生してしまうのです! また糖を含んでいるため、揚げると焦げやすくなり、見た目も残念な結果になる可能性が高いのです。
新じゃがは実は腐りやすい
じゃがいもは日持ちするイメージがありますよね? その通りです。でも、新じゃがはじゃがいもに比べて水分が多いため、実は腐りやすいのです! 購入してから、1週間から10日程度で食べきっちゃいましょう!「じゃがいもだから大丈夫」と安心しないようにしてくださいね。
おいしくて身近な新じゃが。でも、意外と正しく調理&保存していない人は多いみたいです。ぜひ、安心・安全においしく食べましょう!
参照/
農林水産省 『知識があればこわくない!天然毒素』
農林水産省 『冷蔵保存したジャガイモ』
エチレン Wikipedia
じゃがいも | 美食情報サイト – 美味食材|セコム
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
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