2016.05.17
神戸蘭子さん“多嚢胞性卵巣症候群”を乗り越え出産!その症状と治療法は?
モデルでタレントの神戸蘭子さんが5月14日のブログで、“多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう)症候群”を乗り越え、無事に第1子を出産したことを報告しました。 あまり耳馴染みのない多嚢胞性卵巣症候群とは、いったいどんな病気なのでしょう?
神戸蘭子さん、“多嚢胞性卵巣症候群”に負けず無事出産
モデルでタレントの神戸蘭子さんが、5月14日のブログで「小さな我が子に、やっと会えました」と、無事出産を終えママになった喜びをつづりました。
神戸さんは今年3月3日の妊娠報告の際、多嚢胞性卵巣症候群であることを明かしていましたが、この病気を乗り越えて元気な赤ちゃんを出産したそうです。同じ病気を持つ人たちの励みになる、素敵なニュースですね!
ところでこの多嚢胞性卵巣症候群という病気、若い女性によく見られる病気なのですが、「耳馴染みがない」「どんな病気か知らない」という方も多いのではないでしょうか。多嚢胞性卵巣症候群の症状や治療法について、解説していきたいと思います。
多嚢胞性卵巣症候群とは?どんな症状が起こる?
多嚢胞性卵巣症候群は“排卵障害”の一種で、若い女性に多く見られます。卵胞が成長するのに時間がかかるため、なかなか排卵が起こらなくなるという疾患です。
排卵が起こりにくいということは、当然妊娠しにくいということ。しかも年齢とともに病状は進行し、月経周期はどんどん長くなる傾向にあります。そのため、将来妊娠を希望する場合は、できるだけ早く治療を始める必要があるそうです。
不安な方は以下の症状が無いかチェックみましょう。
多嚢胞性卵巣症候群の自覚症状チェックリスト
- 月経の周期が35日以上と長期間である
- 月経のリズムが不規則
- 肥満になりやすいこと
- やや毛深い
- にきびができやすい
毛深くなったり、にきびができたりという症状は、男性ホルモンが高くなることで引き起こされます。男性ホルモンが排卵にも強く影響しているそうです。
多嚢胞性卵巣症候群の治療法は?自然妊娠はできる?
多嚢胞性卵巣症候群の治療は、基本的に薬物投与によって進められます。代表的なのは、排卵をうながす作用を持つ“排卵誘発剤”を使い、妊娠できるチャンスを増やす方法です。ただ、この薬の効き目には個人差があり、なかなか効果が得られないことも…。そんなときは、ステロイド剤や漢方薬を併用して、さらに排卵が起こりやすいよう促していきます。
多嚢胞性卵巣症候群であっても、自然妊娠ができないわけではありません。薬によるサポートを受けつつ、自然妊娠を目指すケースはたくさんあるそうです。ただ、年齢的な問題や、治療の効果によっては、体外受精をすすめられるケースも。どちらを選択しても、妊娠してママになるためにはコツコツと治療を続けていくことが大切です。
多嚢胞性卵巣症候群には、様々な治療方法がみつかっています。神戸さんのように無事出産できるケースもあるので、多嚢胞性卵巣症候群であっても心配しすぎないで! 医療機関を受診ししっかり治療を受けましょう。
参照/
Yahoo!ニュース「神戸蘭子が第1子出産を報告 「感動や安堵感、喜びや幸せ…」で涙」
聖マリアンナ医科大学病院 生殖医療センター「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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