2016.07.25
抗酸化物質やミネラルたっぷり!『沖縄野菜』の驚きのパワーとは
夏はスーパーなどで沖縄の野菜や果物を目にする機会が増えます。沖縄野菜といえば、ゴーヤがNHKの朝ドラとともに大ヒットして全国に広がりましたよね。今回は、沖縄野菜の栄養価に注目! 驚きのパワーが秘められていることがわかりましたよ。
沖縄野菜には“抗酸化物質”が多い!
沖縄野菜の一番の特徴は、“抗酸化物質”を多量に含んでいることです。抗酸化物質は、ガンや老化などを引き起こす“活性酸素”を抑えて除去する働きがあるので、アンチエイジングには欠かせない物質です。
沖縄野菜に抗酸化物質が多いのは、沖縄が本土に比べて紫外線量が多いことが理由だといわれています。自分で動くことができない植物は、細胞を破壊する有害な紫外線から身を守るために、抗酸化物質を増やして身を守ってきたのです。
ゴーヤのように、抗酸化物質が多い野菜の多くは、苦みやアクが強いのも特徴。食べ方に工夫して、おいしくいただきましょう!
沖縄野菜は“ミネラル”が豊富!
沖縄野菜のもう一つの特徴は、本土の野菜に比べて“ミネラル”を豊富に含んでいること。本土の土壌は火山灰や植物などの堆積によりできていますが、沖縄の土壌は隆起珊瑚でできているので、海のミネラル分が多いのです。ですから同じ沖縄野菜でも、本土で栽培されたものと沖縄で栽培されたものとでは、ミネラルの含有量に大きな違いがあります。
食べたことある?おもしろ沖縄野菜
沖縄野菜といっても、ゴーヤ以外にもたくさん種類があるのをご存知でしょうか。おもしろい形や色合いをした野菜がたくさんありますよ。夏はさまざまな種類が店頭に並ぶので、ぜひチェックしてみてください!
うずりん豆(シカクマメ)
旬:4月~9月
カットすると、断面は四角い形。ほろ苦いサヤインゲンのような味。大豆に匹敵するほど栄養価が高いです。炒め物やみそ汁のほか、湯通ししてサラダに。
島らっきょう
旬:1月~6月
本土のらっきょうよりもひと回り小さく、ぴりっとした辛み。一夜漬けや酢の物のほか、天ぷらや炒め物にも合います。塩漬けにしたものにかつお節をかけるだけで、立派なおつまみに。
島かぼちゃ
旬:5月~11月
一般的なかぼちゃよりも水分が多くてあっさりした味わい。さまざまな調理法に合います。
ナーベラー(ヘチマ)
旬:6月~8月
暑さで崩しがちな代謝機能を正常に戻す働きがあります。ナスに食感が似ており、加熱するとトロッとします。カレーや鍋などの汁物に合い、みそ煮は沖縄ではポピュラーな食べ方。
青パパイヤ(野菜パパイヤ)
旬:7月~9月
沖縄では熟す前のパパイヤを野菜として食べており、“メディカルフルーツ”と呼ばれているほど数多くの栄養素を豊富に含んでいます。細切りにしてサラダにしたり、炒め物に混ぜたり、お吸い物にしたりと、さまざまな食べ方があります。加熱すると大根のような食感に。また、産後に食べると母乳の出がよくなるともいわれているそうです。
田いも
旬:12~4月
食物繊維だけでなくカルシウムや鉄分が豊富。里芋よりも粘り気が強いので、お菓子やケーキの材料としても活躍します。揚げ物・汁物・煮物もおいしいです。
ハンダマ
旬: 11月~5月
濃い緑色と赤紫色のコントラストが美しい野菜。昔から薬用野菜として、血の薬や不老長寿の薬草といわれてきました。紫色はポリフェノールの色。加熱すると、ぬめりのある食感に。生のままサラダのほか炒め物や天ぷらなどに向いています。
※旬の時期は、天候状況や作柄により変化します。
アンチエイジングのためにも、沖縄野菜を食べたくなりますね! これから店頭で見かける機会が増えるので、試してみてはいかがでしょうか? また、沖縄には野菜だけでなく、変わった果物もたくさんあります。パッションフルーツやマンゴー、スナックパイン、ドラゴンフルーツなど、沖縄の強い紫外線とミネラルたっぷりの土壌で育った果物は甘くておいしいので、ぜひ積極的に食卓に取り入れてみてくださいね!
しみず
都内の大学を卒業後、青果物業界・金融業界勤務を経て、2010年に男の子を出産しました。現在は、子育ての経験を活かしながらライターをしています。健康オタクで、衣食住はできる...
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