2016.08.02
どうしてダメなの!?学校がプールでの日焼け止めを禁止するワケ
関東でもとうとう梅雨明けが発表され、暑い日が続いています。こんな暑い日には、子どもを連れてプールへ…というママも多いのではないでしょうか。
太陽の下で水着になるときには、日焼け止めが手放せませんよね。しかし、東京都内のいくつかの学校や公営プールなどでは、プールでの日焼け止めの使用を禁止しているそうです! いったいなぜプールで日焼け止めを使ってはいけないのでしょうか?
東京23区中6区でプールでの日焼け止め禁止
東京23区の公立学校を対象に行った調査によると、プールでの日焼け止めの使用を“原則的に禁止している”と回答した区は6区にものぼりました。
また、日焼け止めを禁止にしているのは学校プールだけでなく、自治体の決まりによっては公営プールや商業施設のプールでも禁止されているところがあります。
日焼け止め禁止の理由は?
mamaPRESSで過去にこちらの記事でも紹介しましたが、今や紫外線対策は大人のものだけではありません。子どもでも、肌の健康や皮膚病予防を考えるのならば、しっかりと日焼け止めを塗ることが大切です。
それなのに、どうしてプールでの日焼け止めを禁止するのでしょうか?
理由1.プールの水が汚れる
“日焼け止めを使用していると水質が悪化する”ということは、日本学校保健会が発行するマニュアルにも記載されています。
しかし、皮膚科医らが行った『日焼け止めがプールの水質に与える影響についての調査』によると、日焼け止めの使用によって水が過剰に濁ったり、殺菌力に変化を与えるpH値が悪化したりといった汚染は確認されなかったようです。
理由2.プールのフィルターを劣化させる
もう1つの理由は、プールのフィルターの問題。プールのろ過装置メーカーによると、日焼け止めの細かい粒子がプールの水に混ざることで、ろ過機のフィルターに劣化を招くことがあるとのことです。
ラッシュガードを利用するのも1つの手!
子どもの皮膚の強さ・繊細さによっては、プールに入る上での紫外線対策はやはり必要になります。
プールの中で日焼け止めに代わって紫外線を防いでくれるアイテムに、サーファーなどが使用するラッシュガードがあります。ラッシュガードを着用すれば、日光を直接浴びる身体の面積を大幅に減らすことができます。
Instagramなどで探してみると、子ども用のかわいいデザインのラッシュガードがたくさんあるようですよ♪
日焼け止め以外にも、ラッシュガードなどのアイテムを上手に取り入れて、日焼け止め禁止のプールを利用するときでも紫外線対策を忘れないようにしたいですね。
日焼け止め禁止の区のところがあるなんて知らなかった!というママも多いのではないでしょうか?
学校で禁止されている場合は、担当の先生と相談するなど対策が必要です。遊びに行く場合は、日焼け止めOKか確認し、夏のプールを思いっきり楽しめるようにしましょう。
参照/
日テレNEWS24「プールで「日焼け止め」が禁止のワケ」
ハローワールド「学校や公営プールで「日焼け止め使用禁止」。その理由と対策とは?」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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