2016.08.17
“甘やかし”と“甘えさせる”これってどう違うの?
「子どもをしっかり甘えさせてあげることは大切だけれど、甘やかしてしまってはいけない。」こんな子育て論を聞いたことはありませんか?
でも、甘やかすと甘えさせるって一体何が違うの?と 疑問に思うママもいるでしょう。一見似たようなこの2つの違いはどこにあるのでしょうか。
大人が主体なのが『甘やかし』
ありがちな例えを挙げて話をすると、おじいちゃんやおばあちゃんが孫かわいさゆえに必要ないものまで何でも買い与えてしまったり、嫌われたくないからという理由で子どもの言いなりになってしまったりしているということがよくあります。このような状況は、子どものためにしてあげているように見えて、実は主体になっているのは大人なのです。
また、買い物中に駄々をこねられて周囲の目も気になり仕方なく欲しがるものを買い与える、好き嫌いがある場合に最初からその食べ物を食事に出さないようにする、みかんの皮をむいたり魚の骨を取ったり、本来ならもう自分だけの力で十分できることなのに親が代わりにやってやる、これらはすべて『甘やかし』なのです。
このようなことを繰り返していると、子どもは欲しいものは何でも手に入る、自分の思いどおりになると思うようになり、物を大切にしない、感謝の気持ちを感じることができなくなってしまうことが考えられます。
子どもを愛情で満たしてあげることが大切
その一方で、『甘えさせる』というのは、子どもの欲求に対して愛情でしっかり満たしてあげることです。赤ちゃんが泣いてママを呼んだり、小さな子どもが「抱っこして~」と言ったりしますよね。 『○○して欲しい』という言葉の中にある『愛情を注いで欲しい』『自分に関心を持って欲しい』という欲求をしっかり受け止め満たしてあげることが『甘えさせる』ということなのです。
また下に兄弟がいる子どもなどは、寂しいという気持ちを甘えで表現することもあります。必要な甘えに対して親がきちんと受け入れてあげることで、子どもは「自分のことを見てくれている」、「ちゃんと理解してくれている」と思い、親子の信頼関係もより深いものになっていくのです。
親の都合で子どもの要求を受け入れることはただの『甘やかし』です。「子どもが言うことを聞かないから」、「自分が折れた方が楽だから」というような理由で甘やかしてばかりいては、子どもにとって良くないことはいうまでもありませんよね。
どうやって甘えさせたらいいの?と思うママは、ときどき子どもをギューっと抱きしめてみてあげてください。愛されていると実感すると、子どもの情緒が落ち着くそうですよ。
不必要な要求なのか、必要な要求なのか、しっかり見極めて子どもに接することが大切です。
参照/
ならいごとキッズ「これって甘やかし?「甘え」と「甘やかし」を見分ける方法」
幸せなお母さんになるための子育て支援サイト「第106号 「甘やかす」と「甘えさせる」の違い」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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