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2016.11.21

国内初600人以上の“巨大こども園計画”にママたちが大激怒!そのワケとは!?

国内初600人以上の“巨大こども園計画”にママたちが大激怒!そのワケとは!?

今、大阪が “超巨大こども園”の開設で揺れています。 保育規模はなんと約600人! 一見すると待機児童問題の解決口となりえそうなこの計画。 しかし、約1万人以上の反対署名が提出される事態になったんです! Twitterでもママたちの怒りの声が多く上がっています。いったいなぜ? ママたちの怒りの理由とは…?

国内初!?大型『認定こども園』を計画

巨大こども園が計画されているのは大阪府阪南市。計画の内容は、老朽化が進み、移転や建て替えが必要となっている公立4幼稚園と3保育所を、幼保連携型の認定こども園1つにまとめようというものです。

計画が進めば、約600人の0~5歳児が通う『総合こども館(仮称)』となるのだそう。公立でここまで大規模な施設は全国でもほとんど例がありません。

巨大こども園計画のメリットは?

この巨大こども園計画には、市が抱える問題が関係しているようです。市が計画に期待していることをまとめると次のようなもの。

  • 既存の保育施設、幼稚園の移転や改修をするよりも予算を数億円抑えることができる
  • 現在市の幼稚園への申込者数は減っている一方で、保育園の待機児童数は増加。幼保を一体化することで待機児童解消に

この計画にママたちの怒りの声が殺到!

計画中のこども園は2018年に開園予定。待機児童も減って、市の問題も解決できていいこと尽くめ…、ではないんです! この計画に反対するママたちから、怒りの声が殺到! その理由には次のような問題があります…。

  • 認可保育所が段階的に減らされることになる
  • 家庭によっては、これまでよりも通園に時間がかかるようになる
  • 震災など災害があった場合、大人数になる児童の安全を確保できるか不安
  • 子どもが大人数なので、きちんと保育者の目が行き届かない懸念がある

例えば、現在保育園から徒歩5分の場所に住むママが、片道30分以上かけて通わなくてはいけなくなるケースもあるのだそう。
また、保育人数の多さから、感染症への不安、園と保護者の信頼関係が築きにくくなることや、子どもが安心感を得にくくなるのではないかと心配する声も。

計画を不安視する声はTwitterにもあがっています。

親も合わせると、1,000人を超える規模になります。行事や災害時の対応を考えると不安になってしまいますよね…。

市が抱える問題も無視はできませんが、本質が見失われてしまわないようにしてほしいものです。

実際に利用するのは子どもやその家族。その不安の声に耳を傾けてほしいものです。

市長交代で、新市長の今後の政策に期待!?

そんな中、事態は“白紙撤回”への期待が高まってきています。
10月末に任期満了に伴う市長選が行われ、これまで計画を推進していた市長が落選、市長交代となったのです。
計画の白紙撤回を訴え当選を果たした新市長・水野謙二氏は「7つの園を残した上で新たな施設を検討」とのこと。早めに今後の方針を出したいと述べているそうです。

保育環境や、待機児童、同じ年頃の子がいるママとしては、気になる問題ですね。
今後、計画がどのようになっていくのか見守りましょう。

参照/
ZAKZAK「600人規模の「こども園」巡り大阪で大論争7施設集約計画に反対の声」
毎日新聞「阪南市長選 水野さんが初当選 こども館白紙「7施設残す方向」」

 
mamaPRESS編集部

mamaPRESS編集部

mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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