2017.01.19
冬の赤ちゃんの部屋着はどうしてる?『快適環境』を知っておこう
冬の赤ちゃんの部屋着、正しく着せてあげていますか? 大人とは体感温度が違うので“1枚少ない”くらいがいいといわれていますが、「寒いんじゃないかしら。」とついつい多く着せがちに。今回は赤ちゃんの“快適”を知って部屋着の疑問を解消しましょう。
赤ちゃんの過ごす環境は温度だけでなくて湿度にも注意を!
赤ちゃんにとって“快適”と感じるのは、室温は20~24度、湿度は50~60%とされています。これはもちろん大人にとっても快適な環境ですが、大人になると部屋の乾燥に気づきにくくなるんだとか。
赤ちゃんの肌は薄く、大人よりも乾燥しがちなのでしっかり守ってあげたいポイントです。部屋には温度計と湿度計を置いておくと便利ですね。
基本薄着で、脱ぎ着しやすい格好がベスト!
部屋の中はできるだけ赤ちゃんの過ごしやすい温度と湿度を保ち、赤ちゃんが薄着で動きやすい格好にしてあげるのがベストです。
ねんねからハイハイを始める頃まで
まだ活発に動き回らず、おむつを交換する機会も多い時期はおむつ交換をしやすい服がいいですね。短肌着や長肌着に、ツーウェイオールやカバーオール、ロンパースなどが一般的でしょう。
ハイハイ始めからつかまり立ち、あんよまで
ハイハイをし始めると、どんどん活発になっていくと同時に、おむつ交換の回数も減ってくる頃ですね。腰が据わったら、上下が分かれた服を着せてもいいでしょう。肌着+長袖のトップス+長パンツなどが、体温調節がしやすいです。
寝るときも布団の掛けすぎには注意を!
基本はお部屋の中は温かいので、赤ちゃんが冬にお昼寝するときは、綿毛布やタオルケットで充分です。お昼寝布団でもいいでしょう。夜は暖房を消すおうちも多いので、大人と同じか、それより1枚少なめ程度に。また、湯たんぽや電気毛布などは使わないようにしましょう。
赤ちゃんは新陳代謝が活発で、冬でも汗をかいていることが多いです。ときどき背中に手を入れてチェックするようにしましょう。汗をかいているのに放置してしまうと、冷えの原因に…。こまめに肌着を着替えさせることも大事です。
赤ちゃんの寝具で気にしたい点は?
赤ちゃんの肌に触れる寝具は、柔らかく天然である“綿”が一番。綿毛布や綿素材のタオルケット、綿素材のカバーをかけてあげましょう。優しい肌触りで、敏感な肌が守ってあげられるといいですね。
着せすぎには気を付けよう
赤ちゃんはとても新陳代謝が活発。たくさん汗をかくので、頭にタオルを敷いてあげてまめに交換してあげましょう。
また、汗をかくときに熱がこもってしまうことを“うつ熱”といいますが、これは乳幼児突然死症候群(SIDS)にもつながるともいわれています。寝具をかけすぎたり、顔が赤くなるほど着せないようにしましょう。
どうしても「寒くないかな? 冷えていないかな?」とたくさん着せがちになってしまいますが、子どもは風の子といわれるように、大人とは体感温度に差があります。まめに様子を見てあげて“快適な服装や寝具のライン”を探してあげましょう。
参照/
ベビータウン「秋冬のベビーウェアの選び方」
北極しろくま堂「赤ちゃんにお勧めの冬の服装とは? 冬服を選ぶ際の注意点」
和歌山生協こども診療所「赤ちゃん外来通信 2012冬号」
久保田産婦人科麻酔科医院「乳幼児突然死症候群(SIDS)のメカニズム」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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