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2018.08.20

中川翔子さんインタビュー「子どもの頃に心のアンテナが動くことを見つけるのが大事」

中川翔子さんインタビュー「子どもの頃に心のアンテナが動くことを見つけるのが大事」

『しょこたん』の愛称で親しまれ、タレントであり、女優、歌手でもあり、マンガ家でもあり…とさまざまな顔をもつ中川翔子さん。マンガやゲーム、アニメ好きでも知られ、子ども向けのアニメの声優としても活躍されていますよね。

先日、池袋サンシャインシティにあるプラネタリウム『満天』で、8月1日「歯が命の日」記念として行われたイベント『歯が命アワード2018』にもプレゼンターとして登壇し、健康的で美しい歯を持ち、自身の生き方においても輝いて活躍しているとして表彰されたJAXA宇宙飛行士の野口聡一さんと、宇宙と歯にまつわるトークをたくさんしてくれました。

大の宇宙好きとしても知られていて、プラネタリウムのプロデュースも手がける中川さん。まさに“好き”を仕事につなげ、活躍の場を広げている中川さんですが、好きなことを仕事にできたのは、まぎれもなく家族のおかげなのだとか。

子どもの頃にお母さんがどのように接してくれたのか、幼少期の話をきいてみました。

(そこにはやはり大好きなマンガやゲームの思い出もいっぱいでした!)

しょこたんインタビュー

興味を持ったことをとことんやらせてくれた母

―中川さんの“お母さん”はどんな方ですか?

“親子”というよりは“親友”ですね。二世帯住宅のような感じで、いまも母と一緒に暮らしているのですが、友達とルームシェアしているような感覚です。

今日あったことや悩んでいることなど、包み隠さず何でも話せますし、ライブをするときはコスプレをして応援にきてくれますし(笑)。ケンカもするけど趣味も合うので、一緒にいて一番楽な存在ですね。恋バナとかもたくさんしますよ。

しょこたんインタビュー

―幼い頃はどんなことをしてくれましたか?

うちは父が幼い頃に病気で亡くなってしまったので、母と祖母と女3人で暮らしていたんですが、それを寂しいと感じなかったのは、伊勢丹や中野ブロードウェイなど、母が週末に必ずどこかへ連れて行ってくれ、私を楽しませようとしてくれていたからだと思います。

父が亡くなったときは大変だったこともあったと思うんですけど、一度も涙を見せず、いつも笑顔で元気だったので、子どもながらに強い人だなと思っていました。

―マンガを好きになったのもご両親の影響ですか?

はい。両親ともマンガが大好きで、父は「ゲゲゲの鬼太郎を読まないと大人になれない!」と言っていました(笑)。

幼い頃、父と母と3人で古本屋さん巡りをしたこともありましたし、家でみんな黙ってごろごろしながらマンガを読んでいるという風景が子どもの頃からあって、自然とマンガが好きになったのだと思います。

私は絵を描くことが元々好きで、白い紙とペンさえあれば何時間でも過ごせる子だったんですけど、途中から漫画家の先生が使っているような本格的な道具も欲しくなって…そんなときも、いくら高くても買ってくれたんですよね。

当時はこういう職業につくとは思っていなかったんですけど、そのとき買ってくれた道具は今も仕事で役立っています。興味をもったこと、好きなことをやらせるって本当にいいことなんだなって今になって思いますね。

しょこたんインタビュー

一緒に同じ目線で楽しんでくれたのが大きかった

―お母さんにしてもらったことで、強く印象に残っていることってどんなことですか?

小学5年生のとき、父が亡くなって仕事が大変だったにもかかわらず、「こういうときこそ!」と貯金をはたいて2年連続でフロリダのディズニーランドに連れていってくれたのが、すごく嬉しかったですね。

そのときに日本では手に入らないアリエルのセル画セットを買ってもらったんですけど、そのおかげで絵を描くことやアニメに対して、より興味を持ったように思います。

以前、『塔の上のラプンツェル』の吹替をしたときも、そのときの思い出や景色が自分の中にすごくよみがえってきて…。私の中に記憶として強く残っている思い出なんだと思います。

ただ好きなことを伸ばしてくれただけでなくて、一緒に同じ目線で楽しんでくれたのが大きかったですね。

あと、今でも強烈に覚えているのが中学生のときのこと。当時、学校に行くのが嫌になってしまい、母にも理由を言えず、とにかく「絶対に学校に行きたくない!」と言う私に対して、母は「学校に行け!」と口論になり、髪の毛を引っ張り合うほどの壮絶なバトルになって…。

きっと母は「今どうにかしないと!」と思って、無理やりでも行かせようとしたんでしょうけど、私は私で、当時はメンタルが脆くなっていて絶望しか感じられていなかったので、絶対に行きたくなかったんですよね。

でも、カギをかけて引きこもっていた部屋のドアを、まさにマンガのごとく蹴破られ、マウントポジションを取られたときに「あ、この人には勝てないな」と思いましたね(笑)。

しょこたんインタビュー

子どもの頃に心のアンテナが動くことを見つけるのはすごく大事なこと

――マンガを読むことやゲームをすることに対して、親が反対する家庭もあると思うんですが、中川さんにとってマンガやゲームをしていて教育面でも良かったなと思うことってありますか?

私の場合は、完全に良かったことしかないんですよね(笑)。

例えば、ふりがなをふっていない漢字を読めるようになったのはマンガのおかげですし、単語もマンガで覚えたことの方が多かったです。高橋留美子先生のマンガで“インベーダー”という単語なんかも覚えましたし(笑)。

あと、しんどいときはこうやって乗り越えればいいんだって教えてくれたのはゲームでしたし、イマジネーションのきっかけもゲームですね。あとは、歌うことが楽しいと思わせてくれたきっかけはアニメソングだったと思います。

もちろん、現実の人間関係を大事にしたり、最低限やらなきゃいけないことはやらないと、と思うんですけど、やることをしっかりやった上で、さらに外で戦うためには、自分の心が元気じゃないといけないと思うんですよね。

素敵な生活に欠かせない時間として、好きなことに没頭することは本当に大事なことですし、今も必要だなって思っています。

特に、子どもの脳みそがやわらかいときに「好き!」って思えること、心のアンテナが少し動くことをどんどん見つけることって本当に素敵なことで、それを与えてくれた親には感謝しかありません。

うちの場合は逆に、勉強しろって言われたことがなくて、不安になって自分から「お願い! 塾に通ってもいい? 最近やばいから」って言いましたけど…(笑)。

しょこたんインタビュー

好きなことを仕事にするということ

―アニメやゲームなど、自分の好きだったことが仕事になった結果、その好きなものに対する思いは変わりましたか?

そうですね。まさか自分が芸能界に入って、好きだったことや憧れていたことができるとは思っていなかったので、今でもびっくりしています。でもやっぱり、好きなだけではできないと感じることも多いですね。

例えば、自分の憧れだったキャラクターの吹替の仕事が決まったときなんかは、嬉しさと申し訳なさといろんな気持ちでとても悩みましたし、アクションをやるために生活すべてを変えたこともありますし、難しいなと感じることがたくさんあります。

人生って何が起こるかわからないし、芸能界を辞めてもおかしくないときもあったんですけど、でも、それよりもっと強い念というか“好き”という気持ちが未来に向けての種まきになっていたのかもしれません。

私の場合は、好きという気持ちを言葉にして言ったり書いたりしていたことが未来につながって、結果、誰かが助けてくれたり出会えたりしているのかなと、今になって思いますね。

そういうものをすべて与えてくれたのは、やっぱり親とか祖父母なのかもしれないです。

今日のイベントも、幼い頃に祖父が何十回も連れていってくれたプラネタリウムで、憧れの野口さんと一緒にお仕事ができて、私にとっては本当に夢よりもびっくりする、想像できなかった嬉しいことなんです。

中学生のときには絶望しか感じていなかったので、あのとき違うことをしていたら…と今考えると本当にぞっとします。

でも、しんどかった時期だったからこそ、心がスポンジみたいにいろいろなことを吸い込んでいて、そのときに吸収していたものが、今お仕事で役に立っているのかなって思います。

しょこたんインタビュー

「子どもたちの夢のお手伝いをすることが仕事のモチベーション」

―キャラクターの吹替やアニメの番組にも出演されているので、中川さんのことを知っている子どもも多いと思うんですが、子どもたちに伝えたいことってありますか?

“夢がひとつ叶うと、その次の新しい夢に星座のように続いていく”ということですね。私の場合、それを大人になってからわかったので、自分の子孫や、子どもたちにもそういったことを伝えていけたらいいなと思っています。

特に最近は、子どもたちの夢のお手伝いをすることが仕事のモチベーションになっています。

ポケモンもそうなのですが、ただゲームが好きなだけではなくて、ポケモンを通じていろんな人と仲良くなって更に楽しくなる…といった“楽しい”という気持ちをたくさん見つけてあげたいし、“子どもの未来への心がぴくっと動くこと”へのお手伝いができたらいいなって思います。

たとえ親が制限したいことであっても、子どもの頃に好きなことを思いっきりやらせてあげることが、子どもの持つ魅力や将来の夢につながっていくのですね。

プラネタリウムにぴったりのギャラクシー柄の素敵なドレスをまとっていた中川さん。純粋で優しい人柄が表情や話し方にもしっかりと表れていて、私たちの世代だけでなく、子どもたちからも人気な理由がわかった気がします。

これからも、子どもたちにたくさんの夢や希望を見せてくれることを期待しています♪

中川翔子さん プロフィール
1985年5月5日生まれ、東京都出身。
2002年芸能界デビュー。歌手・女優・タレント・声優・イラストレーターなど、多方面で活躍。東京2020大会マスコット審査員や、2025年万博誘致スペシャルサポーターとしても活動中。
また、近年は女優として積極的に活動を行い、2015年朝の連続テレビ小説「まれ」、2017年TBS系「あなたのことはそれほど」、2018年ミュージカル「戯伝写楽2018」、NHKドラマ「デイジー・ラック」などに出演。音楽活動では、9月23日に渋谷ストリームホールのこけら落としコンサートを開催予定。

中川翔子 公式サイト:しょこたんねっと
歯が命の日 公式サイト:http://hagainochi.com/

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