2013.05.10
毎年30人は命を落とす!アウトドアでのヘビ&ハチ
いよいよ暖かくなってきて、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーズンがやってきましたね。休日に山や森にお子さん達と行かれる方も多いのでは?
しかしこの時期は、アブナイ生きものにとくに注意したい季節でもあります。暖かくなると出てくるヘビ、夏から秋にかけて一番攻撃的になるといわれるスズメバチ……。どの危険な生き物も日本全国で見かけられる身近なものです!
そこで、今回は危険な生き物への対処法や予防方法を2回に分けてご紹介します♪
今回はヘビ、ハチからご紹介!
出している生き物はハチ !
スズメバチやアシナガバチの毒が体内に入った時のアレルギー反応によるアナフィラキーショックで、毎年 30人前後の人が亡くなっています。一度目は大丈夫でも2回目でなる人も多いため、くれぐれも気をつけましょう。
※自主規制画像。本物のハチを見たい方はこちらから→ハチの画像
☆ヘビやハチに刺されるのを防ぐには?
山ややぶの中に入る時は、以下のポイントをおさえると刺されたり噛まれるのを防げます。
①帽子をかぶる
②長袖長ズボンの格好
③スニーカー(運動靴)や
ブーツなどしっかりした靴を履く
マムシが心配な草むらなどでは、丈夫な長靴であれば万が一噛まれても大丈夫ともいわれています。
また、ハチは黒いものを攻撃する習性があるので黒っぽい服は避け、ハチを刺激しやすい香りの強いもの(香水や制汗剤など)もつけないほうが無難。
※自主規制画像。本当のヘビの画像を見たい方はこちらから→ヘビの画像
近づいてきたら?!
しばらくは身動きをとらず、身体の上を歩いたとしてもジッと我慢を。
ハチが少し離れたら姿勢を低くしてゆっくりとその場を離れ、ハチのテリトリーから出るようにします。
ハチの巣に不用意に近づいたり、手で払うと「攻撃された」とハチは感じて仲間を呼ぶので、くれぐれも気をつけましょう!!
すぐに流水でよく流します。その後、ハチなら抗ヒスタミン軟膏、ヘビなら抗生物質入りの軟膏などで消毒した方がよいといわれていますが、アレルギーがあったり、何のヘビに噛まれたかわからな場合はすぐに病院へ行きましょう。
マムシやヤマカガシに噛まれたとわかっている場合は、病院にその旨を伝えておくと、到着後すぐに処置してもらえますよ。
毒を口で吸い出す
ことは絶対にダメ!
口から毒が入ってしまいます(怖~~~!)。
以上、ヘビやハチへの対処法をご紹介しました。次回は今話題の「マダニ」について解説します!
(文・取材:森林インストラクター&アロマコーディネーター 半谷美野子)