「このニオイは私!?　実はワキガなのかも…」原因と対策って？

夏はうだるような暑い日が続きますが、汗をかいたときに「もしかして私ってワキガ!?」と不安になったことはありませんか？

ワキガとは、通常の汗のにおいとは異なる独特のツンとしたにおいが特徴です。

でも、実はワキガで悩む日本人は意外と多く、なんと約10人に1人がワキガ体質と言われているのです。ところが、これが欧米だと何とその割合は70～100％まで跳ね上がるんだとか！！

日本では周りにあまりいないからこそ悩んでしまうワキガですが、今回は自分でも簡単にできるチェック法から対策までご紹介します。

自分でできる！　ワキガのセルフチェック法

まずは、自分がワキガの可能性があるかどうか調べてみましょう。以下の項目で自分にあてはまるものがあるかチェックしてみてください。

・耳あかに粘り気がある
・家族や親せきにワキガの人がいる
・洋服の脇の部分が黄ばみやすい
・脇のにおいを指摘された事がある
・わき毛や体毛が濃い
・わき汗の量が人に比べて多い
・野菜よりも肉や乳製品が好きだ
・ストレスを抱えがちである
・陰部のにおいが気になる

これらはいわゆるワキガの人の特徴としてあげられるものです。いくつか当てはまるという人はもしかしたら該当しているかもしれません。

そもそもワキガの原因って一体、なに？

それは、アクポリン腺という汗腺から出る汗にあります。アクポリン腺から出る汗は皮脂、たんぱく質、糖質やアンモニアなど含み、これが皮膚表面の常在菌によって分解される際に独特のにおいを放ちます。

また、もうひとつあるエクリン腺から出る汗は無臭なのですが、ワキガ体質の方の場合はこれが蒸発するときに、アポクリン線から出る汗のにおいも一緒に拡散してしまい、体全体から臭ってしまうんだとか…！

このアクポリン腺は生まれつき数が決まっているのですが、これが多い人がいわゆるワキガといわれるのです。

本格的な夏が来る前に！　ケアしたい具体的な対策法とは

では、ワキガと判明した場合、どうやって対処したらよいのでしょうか。
それにはまず、食生活を改善することからはじめましょう！

肉類などの高カロリー、高脂質のものにはアクポリン腺を活発にする働きがあるとされています。

反対に、穀物や野菜、魚などにはワキガの改善に良いとされているビタミン、ポリフェノール、βカロテンなどが多く含まれているのです。

近年は食事の欧米化が加速していますが、これがワキガ体質を加速させているともいわれており、日本古来の『和食』を積極的に摂ることでワキガ改善も期待できるのだとか！　

また、手っ取り早い方法としてもちろん、手術を受けるという選択肢もあります。

知らないうちに他人に不快感を与えてしまっているワキガ。もしかしたら…？と思い当たる節がある方は、まずは食生活から見直してみてはいかがですか？

文/rindon
参考/
スキンケア大学「なぜ独特なにおいがする？日本人に多いわきがの原因」
超簡単！わきがのチェックができる　知らなきゃヤバい「特徴」10項目