2015.07.02
お出掛けストレスを軽減!話題の「迷子ひも」あなたは使う?
筆者の娘は1歳半。最近は元気に走るようにもなり、先日「迷子ひも」を購入しました。
普段は「公園のお外では必ず手をつなごうね」と声をかけ歩いているのですが、急に手を振りほどいて行ってしまう事が何度かあり、「怖いな」と思ったのがキッカケです。
「迷子ひも」はその名の通り、子どもが迷子にならないようにするための紐です。
海外では以前から使われており、日本でも最近は可愛いデザインの物も出てきて、使っているママも増えています。
でも、意外と否定的な意見も多く、周囲の目が気になってしまい買おうか悩んでるママもたくさんいるよう。
「見た目の問題」で批判的な人も。でもママたちには大事なアイテム
迷子ひもについて調べていたら、意外と否定的な意見が多く、「まるでペット」「虐待に見えてきた」「自由を奪って可哀相」などと言われています。
報道番組では「奴隷制度を思い出した」とも。
こんな風に言われていたら、確かにちょっと購入をためらってしまいますよね。
でも、実際に使用しているママたちの中には、必要に迫られている方もいました。
例えば、子どもが3人いるママ。腕は2本しかないですよね。
スーパーでの支払いの際などの、どうしても両手を使わなければいけないとき。
車から降りるときの一瞬。手を振りほどいて走りだしてしまったとき。
「迷子ひも」があるお陰で、ほんの一瞬のスキに起こる事故から、子どもを守ることが出来ているママもいるんです。
迷子ひもの安全な使い方は、「補助」と考えることにある
迷子ひもは本来の使い方から逸れてしまうと、逆に事故に繋がってしまうこともあるんです。
筆者も実際に使ってみたのですが、犬のお散歩のように紐を引っ張っての使用は危険です。子どもが走り出して身体が紐に引っ張られると、後ろに転倒してしまいます。
また紐がピンと張られた状態だと、周囲の人が紐にひっかかり転倒してしまうこともあります。
迷子ひもはあくまでも「補助」のものだというのを忘れないことが大切です。ひもで子どもの行動を全てコントロールしようとするのはオススメできません。
使い方としては、腕に通して、基本的には手をつなぐようにすると、躾もできますし、いざというときには子どもの身を守ることができます。
また、迷子ひもを使うことで安心しきってしまい、注意をしないことが一番危険です。
いつも付けているのではなく、交通量の多い場所やスーパーなど、場所を決めて使うようにする方法もオススメです。
ママ自身が「迷子ひもが必要だ」と感じたのなら、胸を張って使ってください。ママにとって便利なグッズがせっかくあるのですから、上手く取り入れて、少しでも安心してお出掛けを楽しんでみてはいかがでしょうか。
何よりも、ママが育児でストレスを抱えているより、少しでも笑顔でいる方が子どもにとっても嬉しいことです。
ママの負担を軽減してくれるなら、ぜひ使っちゃいましょう。
間違っても、子どもを紐につないだまま、街中でおしゃべりに夢中なんてことにならないようにして下さいね。
文/宮本つぐみ
参照/日本赤ちゃん学会「子どもの事故予防へのアプローチ」