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2013.06.04

トビヒになったら大問題!子どもを『あせも』から守れ!!

トビヒになったら大問題!子どもを『あせも』から守れ!!

夏になると多いお肌のトラブル! 汗をかいて、背中や、首や胸にあせもができてかゆくなるなんて経験は誰しもが経験していますよね? そして大人以上に気を遣ってあげたいのが子どものお肌。特に赤ちゃんの体は体温調節が上手くできないから大人の2~3倍もの汗をかきます。今回はあせもの危険性と対処方法をご紹介していきます。


 


◆あせもは何故起きるのか? 


 あせもの原因は、大量の汗をかいたときに汗が皮膚の中にたまってしまうことです。たまった汗は、皮膚の下にある汗管(汗が分泌される管状の腺)の周りの組織に漏れ出し、水ぶくれが生じたり、炎症を起こして、かゆみを伴う赤いブツブツができたりします。暑くて汗をかきやすい夏場はもちろんですが、汗をかけばいつでもあせもができる可能性はあります。例えば、高温多湿な環境で運動したときや、風邪のために熱が出たときなどです。湿布、包帯、ギプス、絆創膏、通気性の低い衣類の着用なども、汗管がつまりやすくなるためあせもができやすくなります。また乳幼児の場合はおむつで覆われている部分も、汗が乾きにくく要注意ゾーンです。


 


◆あせもができるとどうなるの?


あせもには種類があり色や形から以下の3種類に分けられています。


①水晶様汗疹
(すいようせい・かんしん)

皮膚の浅い部分に
汗がたまる状態


②紅色汗疹
(こうしょく・かんしん)
角質より深い部分で
汗がたまる状態


③深在性汗疹
(しんざいせい・かんしん)
さらに皮膚の深い部分で
汗を出す管が壊れてしまう状態


 


 ③の深在性汗疹は熱帯地方に住む人に起きやすい症状のため、多くのあせもの症状は①と②のどちらかに当てはまります。あせもができて一番辛いのがかゆみ。かゆみに我慢できない赤ちゃんはあせもの箇所をつい血が出るまで掻いてしまったり、あせもを触った手で顔や体を触ってしまうと、細菌による感染でトビヒしてしまい、かえって治るまでに時間がかかることもあります。次の項目であせもの対処法を確認してみましょう。


 


◆あせもができたらどうすれば?


あせものトラブルを引き起こさないためには何といってもお肌をなるべく清潔に保つ環境作りが大事です。対処方法として以下の内容に注意してあげましょう。


 


新生児や乳幼児の場合のケア
(生後4週間から1歳6カ月までの赤ちゃん)


・直接肌にあたる衣類は、
 吸水性・通気性が高いものを選ぶ


・赤ちゃんは汗をかきやすいので
 定期的にチェック


・おむつはこまめに取り替えてあげる


・汗をかいたら、そのつど乾いた
 ハンカチやタオルでやさしく拭き取る


・大量に汗をかいたら、ぬるめの
 シャワーや沐浴で汗を流す


 


◎子どもの場合のケア


・かゆみが強い場合は、
 冷たいタオルなどで冷やす


・小学生くらいの子どもの場合は、
 自分で汗を拭くよう指導する


・汗をかいてかゆくなっても、
 かかないよう注意する


 


 子どもがかゆみに耐えられなくなってかきこわしてしまった場合は皮膚科に行ってステロイド剤を処方してもらい、治してあげましょう。子どもの苦しむ姿を見たくないのが親心ですよね。お肌トラブルを勉強して子どもと一緒に、この夏を快適に過ごしていきましょう。


 


 


参照サイト:社団法人日本皮膚科学会


 


 


mamaPRESS編集部


 


 


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