パパ芸人小籔千豊さんの お悩み相談室vol.2 「叱る=自己満足?」
ママプレスと吉本興業が協力して開催される『チアママ学園』の小籔千豊編。第1回に続き、第2回も楽しくママたちのお困り事を解決するアドバイスが盛り沢山。ぜひ、チェックして見てください✩
ママのお困りごと②
「叱る=自己満足」
「子どもが友だちと遊んで手を出してしまった時、自分としてはまだ小さく全然大したことじゃないと感じても、そのお友だちのママが見ていると『怒らなくっちゃ!』と思って、仕方なく怒ってしまいます。
他にも、ご飯を食べに行ったとき、子どもが騒がしい時も、周りが見ていると怒ります。でも、これって結局、自分が注意しない親だと思われたくないから。逆の立場でも『怒れよ!』と思うから…。結局、自己満足でしかないのかなっと悩んでいます」
小藪さん回答
「人の目を気にすることは人間として当たり前、全然悪いことじゃない」
そう言う葛藤があると思います。じゃ、「何のために行儀良くするのか?」というと、人の目があるからです。人の目を気にして生きていくのが人間というものですし、それがなかったら、そのへんでタバコ吸ったり、八百屋で卵をとって走って逃げるわけですよ(笑)。
なんでそういうことをやらないかというと、やっぱり人の目があるからです。だから、ママさんたちが人の目を気にして怒るというのは、何もおかしいことではないんです。
子どもが周りに迷惑をかけない、変な目で見られないように人間社会で生きていくために教えていかなくてはならないのが親の使命なので、「みんながいるから静かにしぃ!」というのも何もおかしくない。
ただ気をつけたいのは、例え子どもと二人っきりであっても、怒っている姿がニコニコ動画で生中継されて見られていると意識することが大事じゃないかと思います。子どもしかいないから怒らないであったり、人がいるから怒るではダメだと思います。
常に家の中でも、先祖、神様、ニコニコ動画を見ている何万もの視聴者、小木ママ、日菜さん…に見られていると意識しながら叱ることが大切ですね。
「私が怒っている今の姿を全国生中継されていても私は恥ずかしいことではないです。だって私の中で正しいと思っていることを教えているんです」と言えるぐらいのことは大事だと思いますけどね。
周りがいない時も、「家やからええけど、周りがおったら絶対あかんよ」みたいな怒り方も必要かもしれませんね。
だから、僕は新喜劇の後輩に2人っきりで怒る時も、怒られた内容をチクられても恥ずかしくないような内容を怒ろうと意識しています。要は、ふたりっきりやから、「お前コラ、俺に1万よこせ、お前ごっついスベったから」とかいうて、こんなんバレたら恥ずかしいですやん。
そんなことは絶対言わない。「新喜劇のためにこうしたほうがええ。こうこうこうや」っと。もしそれをバラされたとしても、決して恥ずかしくない。僕は本当にこう思っていますからと自分が言えるようにしています。
あと、銀行強盗をするようなこともないので、怒るシチュエーションなんてある程度限られているので、そういう時に伝える内容を事前に考えておくのもいいかもしれませんね。
あなたのような素晴らしい奥さまにアドバイスすることは何もなかったです。でも「叱る」ということに関してだけ、思いついたんで言わしていただきました、すいません。
日菜さん回答
「怒る」ではなく「叱る」であれば大丈夫!
日菜さんの話し方は変ですけど、話している内容は素晴らしいっと、会場を爆笑の渦に巻き込む小籔さん
まず、「叱る」と書いてある所が素敵なママだなと思いました。「怒る」というのは感情的に伝えることで、「叱る」というのはこの子の為を思って教える意味なんです。普段、やっぱり怒っているママが多いんですよ。
今回の悩みを聞いて、子どものことを思って叱っていると思うので、全然悪いことではないと思います。「子どもが悪く思われて欲しくないから私が怒ってでも、良いいい子にしたい!」そういう想いをもって、引き続き接してあげてください!
悩みをぶつけたママさんも、「しっかりと心に入ってきました。自分の信念を一本しっかりともって、子どもたちに接していこうと思いました」と納得のご様子でした。
-ママたちへの質問-
小籔さん、日菜さんの回答に対しての感想を教えてください!
(mamaPRESS編集部)