2016.06.17
子どもの『乗り物酔い』の対処法は?遊びながら克服する方法も!
遠足や行楽シーズンになると気になるのが子どもの『乗り物酔い』。まったく乗り物酔いしない子どももいますが、酔いやすい体質の子どもにとっては長時間の乗り物移動はツラいですよね。
酔い止め薬などで防ぐ方法もありますが、「できれば薬に頼らずに何とかしたい!」と考えるママにおすすめの対処法やトレーニング法をご紹介します!
乗り物酔いのメカニズムとは
そもそも乗り物酔いはどうして起こるのでしょうか。その原因は自律神経や平衡感覚の乱れにあります。
乗り物の揺れや不規則な加・減速によって内耳の三半規管や前庭が刺激され、自律神経や平衡感覚が乱れてしまいます。また、乗り物は徒歩と違って自分が動いていないにもかかわらず景色が流れるようなスピードで変わっていくので視覚的なバランスが崩れてしまいます。そしてその結果、吐き気や頭痛などの『乗り物酔い』と呼ばれる症状が現れるのです。
また、一般的に乗り物酔いは子どもの方がかかりやすいと考えられています。3歳を過ぎたあたりから症状がみられるようになり、ピークは小学生から中学生にかけての年頃。そして大人に近づくにつれて減少傾向にあるそうです。
乗り物酔いをしないために
乗り物酔いはある程度防ぐことができます。例えば、『空腹』『睡眠不足』『疲れ』『不快な匂い』などの要因が重なると、普段あまり乗り物酔いしない人でも気分が悪くなってしまうといわれています。
逆に考えると、最低限これらを取り除くことで乗り物酔いの症状を軽くしてあげることもできるというわけですね。
前日はいつもより少し早めに就寝してしっかりと疲れを取っておく、当日の朝もいつも通り朝食を食べて空腹感を感じないようにしてくことは鉄則です。ちなみに、あまりに満腹過ぎる状態も良くないので必要以上に食べることも避けましょう。
そして、意外と見落としがちなのが車のルームフレグランスやたばこや香水などの『匂い』。車で出かける前にはしっかり掃除と匂い取りなどをして、ドライブ中も適度に換気や休憩をするようにしましょう。
また、読書、スマホ、携帯ゲームなども乗り物酔いの原因になります。走行中は前を向いて頭が進行方向と同じ向きになるようにしておくか、『遠くの景色』を眺めるなどして過ごすと良いでしょう。
運動で乗り物酔いしにくい体に
それでも酔ってしまうという場合には、普段からトレーニングをして三半規管のバランス感覚が取りやすくするという方法があります。これにぴったりな遊びが『トランポリン』や『ブランコ』『でんぐり返し』などです。難しいことを考えながらするのではなく、子どもが好きなように、自由に体を動かせばいいのです。
何度も繰り返しているうちに、気づいたら乗り物酔いしなくなっているかもしれません。ただし、運動中に気分が悪くなったらすぐに中止させるようにしてくださいね。
また、ツボを刺激して乗り物酔いを防いでくれる『シーバンド』という商品もおすすめです。ツボを刺激するだけのため、薬のように副作用がない点が良いと愛用している方も多いそうです。妊婦さんのつわりにも効果があるそう!
※妊娠中のつわりや子どもの乗り物酔いに!つけるだけ『シーバンド』がおすすめ!
乗り物酔いは見ているほうもつらいですよね。でも、工夫次第で症状を軽くしてあげることは十分可能です。ママが心配してピリピリしていると子どもにも気持ちが伝わってかえって悪影響ということも。大人になるにつれて少しずつ軽減されることがほとんどなので、上手に克服しながら乗り切って下さいね。
参照/
エスエス製薬「乗り物酔いのメカニズム」
JAFナビ「乗り物酔い 楽しいドライブのために・・」
YAHOO!知恵袋「子どもの乗り物酔いで困っている方へ(経験者より)」
耳鼻科の病気あれこれ「乗り物酔い」
知恵の泉「子どもの車酔い 治らない体質を解消する即効性のある方法とは」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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