2016.08.28
赤ちゃんの『あせも』対策、ベビーパウダーは○か×か?正しい使い方とは?
汗っかきの赤ちゃんにとって、暑いこの時期の心配ごとといえばズバリ『あせも』ですよね。昔に比べると冷房の効いた快適な部屋で過ごすことの多い現代ですが、それでも外遊びなどでいっぱい汗をかくとちょっと心配。
そんなときの汗対策でパッと思いつくのが『ベビーパウダー』ですが、その一方で使わないほうが良いという意見を聞いたことがあるママもいるのではないでしょうか。使う? 使わない? 一体どっちが正解なのでしょうか。
汗腺をふさいだり、喘息などの原因にも!
ベビーパウダーが問題視されている理由の一つに、赤ちゃんのお肌にたくさん塗ってしまうことで汗腺をふさぎ、本来は出るべき汗が出せなくなってしまうということがあげられます。特に、足の付け根などの皮膚が重なっているような部分はリスクも大。肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
また、パウダーを吸いこむことによって喘息などのアレルゲンになってしまうことも! 確かに、ベビーパウダーが体の中に入ってしまうと考えると、あまり気持ちのよいものではないですよね。
だからといって、ベビーパウダーは使ってはダメ!ということではありません。きちんと正しい使い方をすればもちろんメリットもたくさんあるんですよ。
具体的なメリットは次のようなものです。
- あせもの予防
- 股ずれやおむつかぶれの予防
- 汗っかきの赤ちゃんのお肌を清潔に保つ
- 摩擦に弱い赤ちゃんの肌を、パウダーを付けて滑りを良くすることによって守る
ちゃんと使い方や容量を守って使用すれば、敏感な赤ちゃんのお肌を守ってくれます。
少量をママの手で伸ばしてから
ベビーパウダーを赤ちゃんのお肌に使うときには、まずは使用量に気を付けましょう。いきなり赤ちゃんのお肌に塗るのではなく、最初にママの手に載せて薄くのばしてから赤ちゃんのお肌に塗るようにするのがポイントです。また、白くなるくらいまで塗りたくるのではなく、うっすらと表面に付く程度が適量。
塗るタイミングはお風呂上がりやおむつ換えのあとなど清潔な状態のお肌に塗ってあげると良いですね。汗をかいている場合には、しっかり拭き取ったあとでベビーパウダーを付けるようにしましょう。
固形タイプとの使いわけも◎
パウダーの飛び散りが気になる場合には、固形タイプとの使いわけもおすすめです。顔に近い上半身には固形のもの、下半身にはパウダータイプを選ぶようにすれば、吸いこみなどの心配もなくなりますね。
ちなみに、各メーカーのテストなどによると、吸い込むことによる一時的な『むせ』は起きても、よほど大量でなければ体に害はないとのことなのでご安心を。
最後に、ベビーパウダーはあくまで“あせも予防”として使用するのが良いとされています。できてしまったあせもには使用しないようにしてくださいね。
また、普段からかいた汗はこまめに拭きとり、適度に冷房を利用するなどしてベビーパウダーだけに頼らない汗対策をしておくことも大切です。赤ちゃんは不快感を自分で上手に訴えることが難しいので、日頃からママがしっかりお肌の状態をチェックしてあげてくださいね。
参照/
イクシル「赤ちゃんのあせも対策…ベビーパウダーはよくないの?」
310rich-ミドリッチ-「ベビーパウダーってお肌に悪いの?メーカーに聞いてみました!!」
和光堂HP「シッカロール<ベビーパウダー> 商品特徴」
ピジョンお客様サポート「ベビーパウダーに関するQ&A」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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