2017.03.06
結果はいかに!?楽しく寝かしつけができる絵本『ねむれない ねずみくん』を試してみた!
子どもを楽しく寝かしつけることができると評判の、『ねむれない ねずみくん』(ベルナデット・フェナンド作・長谷川圭訳/KADOKAWA)という絵本をご存知ですか? 寝かしつけの絵本はいろいろありますが、この絵本のすごいところは、それぞれの子どもに合った寝かしつけの方法を取り入れられるところ!
しかも子どもが楽しみながらベッドに入れるような、すてきな仕掛けがあるんです♪
『ねむれない ねずみくん』ってどんな絵本?
まずは絵本のあらすじをご紹介♪
つかれているのにねむれないねずみくんは、森の友だちみんなにねむるための方法を聞きに行きます。でもみんなねむれない様子。そこで、森でいちばんかしこいふくろうに聞きに行くことに。するとふくろうに、“ふくろうのふくろ”を開けるよう言われ…。
なんと、ここでお話はおしまい!
絵本のカバーに、切り取って作れる“ふくろうのふくろ”(=ふうとう)がついているんです。あらかじめ親がふうとうを作り、同じくカバーを切り取って作る“ねむるための方法”が書かれたカードを入れておきます。
もちろん自分で考えて書いたカードを入れてもOK! そして子どもに“ふくろうのふくろ”を開けさせて、それを実行して眠りにつかせる…というものです。
子どもに合った寝かしつけの方法を使えるところが画期的!
絵本のカバーはこんな感じです。切り取ってのりではるだけなので、工作感覚で子どもと作っても楽しいですね♪
カバーを切り取って作るカードは4種類。
- きょう会ったひとを思い出して、「おやすみなさい」を言おう!
- 耳をすまして……なんの音かあてよう!
- どんな夢を見たいかな?おしえて!
- ひみつのプレゼント!
絵本の最後のページでは、“保護者のかたへ”としてふくろうのふくろやカードの使い方などが説明されています。それによると、最後の“ひみつのプレゼント”は、ときどき特別なカードとして入れることが提案されています。
夜眠るときに子どもが使える物、たとえば眠るとき用のソックスなどを用意しておいて、このカードを引いたときにプレゼントするとのこと。これは子どもが喜びそう♪
もちろんあらかじめ用意されたカードを使ってもいいのですが、寝かしつけの方法は子どもによってそれぞれですよね。ママに歌を歌ってもらう子、音楽を聴く子、お人形を寝かしつけて自分も眠りにつく子など、いろいろな方法があると思います。
それらをカードに書いてふうとうに入れておくことで、子どもに合った方法を活かせるのがこの本のすごいところ!
当たり前になっていて見過ごしていた“子どもに合った寝かしつけ”を自分で用意したカードに書いておくと、新鮮な気持ちで寝かしつけを実践できるんです!
我が家で試したところ…!?
うちの2歳の息子は割と寝つきがいいのですが、2週間に1回くらい寝かしつけに手こずる日が…。そんな日にこの絵本を試してみました。
息子が眠りやすいのは“ママが添い寝してお腹をトントン優しく叩いて眠る”というもの。そこで“ママがおなかをトントンする”というカードを用意してみました。
そのほか、絵本の“保護者のかたへ”のページに例として書いてあった“足やおなかやうで、目や鼻や口にさわって、『おやすみ』を言う”というのも、子どもに合いそうだと思ったので作ってみることに。
これらのカードと、カバーを切り取ったカードのうち“ひみつのプレゼント”を除いた合計5枚をふうとうに入れて、絵本のお話を読み終えてから、子どもにカードを1枚引かせました。
初めてのことだし、もともとくじ引きが好きなので、子どもはワクワク楽しそうにしています。そして引いたカードを実行しようとしたのですが、ほかのカードに何が書いてあるのか気になるようで、結局すべて引き終わるまで納得しませんでした…。
息子の場合、カードは1枚か2枚くらいにしておいたほうがよかったかもしれません。
そんなハプニングはあったものの、結局“おなかをトントン”をやってみることに。普段なら、寝ない日に無理やり横にならせてポンポンしても寝ませんが、“ふくろうのふくろ”に書いてあったということで素直に横になってくれて、なんとか寝かしつけることができました♪
カードに書いてあるほかの方法も効き目がありそうなので、また試してみたいと思えました。
“ふくろうのふくろ”に書いてあったという特別感があるので、いつもの方法でも素直に実行してくれて、寝かしつけられるのだと思います。そしてなんといっても“ふくろうのふくろ”からカードを引くのは、子どもはとっても楽しいですよね♪
ただ、毎日同じカードだと新鮮さがなくなっていくので、“ふくろうのふくろ”の中身は定期的に変える必要はあるかもしれません。寝かしつけ絵本というと、『おやすみロジャー』が注目されますが、こんな絵本もあるので、見かけたら手に取ってみてくださいね♪
橘 佑佳
2014年に男の子を出産、ライターとして活動しています。食べることと料理が好きで、食育インストラクターとフードアナリストの資格をとりました。息子にいろいろ作ってあげたい、...
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