2017.02.07
学童落ちた日本死ね…!?保育園だけじゃない『学童保育』の待機児童問題が深刻!
放課後に子どもを預かってくれる小学校の学童保育(放課後児童クラブ)の待機児童数が、1万7,203人にものぼり、なんと過去最多の人数を記録しました!
“待機児童問題”は何も保育園に限った話ではなさそうです…。この問題について、詳しく見ていきましょう!
学童保育の利用者が年々増加!そのワケは…?
学童保育の利用者や待機児童が増えたのは、一昨年、学童保育を利用できる対象が、以前は“小学3年生まで”だったのが、“全学年”に拡大され、4~6年生の利用者や希望者が増えたのが要因だそうです。
待機児童の多い都道府県1位は3,417人の東京で、次いで埼玉、千葉、静岡と続き、いずれも1,000人を超えている模様です。
学童保育の施設数も増えているものの、需要の高まりに施設整備が追いついていない現状です。
利用者を学年別にみると、1~3年生までが全体の約70%を占め、共働き世帯が小学校低学年の子どもを安心して預ける施設として重要な役割を果たしていることが分かります。
これを受け、政府は2019年度末に約122万人を目標としている学童保育の整備を1年前倒し、2018年度末までの達成を目指すことを打ち出しました。
保育園だけじゃなくて学童も…?ママから困惑の声多数
学童保育の待機児童問題について、Twitterではさまざま意見が飛び交っています。
やっぱり。小学生の居場所問題、切実。うちの近所も激しく不足中。本当に、「学童落ちた死ね」状態。「学童保育」の待機児童1万7000人超、過去最多を更新(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース https://t.co/iexwk9901n #Yahooニュース
— 三姉妹の時短勤務母 (@sanshimaijitan) 2017年1月16日
記憶に新しい“保育園落ちた日本死ね”を思わせる投稿。保育園だけではなく、学童保育でも待機児童問題は切実です。
保育園を増やして待機児童解消したつもりになってるかもしれないけど、保育園児を増やすのは学童保育予備軍を増やしていること。同時に対策が必要なのに。
— 日向佐和 (*^^*) (@hinata_sawa) 2017年1月16日
『学童保育の待機 過去最多更新』 – Y!ニュース #Yahooニュースアプリ https://t.co/1gw0ZMFdyp
保育園を卒園すると学童保育へ移行するため、同時対策が必要となるのは誰しも予想できること…。
保育園に続き、学童も待機…(@_@)。学校学童は全員受け入れだけど、お迎え時間が早いのと、また1人帰りは心配なので、なかなか利用できていません。
— tabiusagi (@reikoym) 2017年1月17日
保育園に比べると預かってくれる時間が短いことも大きな問題ですね。
共働きさせたいなら中学校までは放課後に子供が安全に過ごせる場所が必要だよね!
— yasuhiro suzuki (@gonyasuhiro) 2017年1月17日
学童保育の待機 過去最多更新 2017年1月16日 https://t.co/Vb79uuiXu7
低学年だけではなく、高学年になっても学童保育を利用したいと考えている人も多いようです。
ただ箱を作ればいいんじゃなく、その運営をどうするかも大事。うちみたいに保護者が運営だと負担も大きいから、地域によっては回らない。
— なんでも顔に見えちゃうーまん♡ (@nandemo_kao) 2017年1月16日
「学童保育」の待機児童1万7000人超、過去最多を更新 https://t.co/gq5Cna78b7
施設整備だけでなく、運営方法や人員の問題もあります。
待機児童だけじゃない!学童保育には他にも問題が山積み!
職員不足
給与待遇の低さが要因で職員が不足しています。7割以上が非常勤という実態に加え、勤続5年未満が5割近くを占め、早急な待遇の見直しが必要となっています。
預ってもらえる時間の短さ
18時30分以降も運営している学童保育は保育所に比べると少ないようです。学童保育が終わったあとに夜道を1人で帰らざるをえないなどの心配もあります。
最近では、遅い時間まで預けられることの多い民間の学童保育が増えていますが、利用料金が高いデメリットもあります。一般に公立の学童保育は月額平均約5,000円に対し、民間は数万円のところもざらにあります。
なんとか保育園に入れたとしても、小学校入学後に待っている学童保育問題…。
共働き世帯にとって、放課後や夏休みなどの子どもの安全確保は必須。体制が早く整い、学童保育問題が解消されるよう期待したいですね。
参照/
産経ニュース「学童保育待機児童、過去最多の1万7203人 4~6年生で増加」
@niftyニュース「放課後児童クラブに保育所と同様の待機児童問題が発生 小学4年生の増加が顕著に」
厚生労働省「平成28年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」
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mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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