2018.10.10
味はお肉そのもの!?豆からできた植物肉『ビヨンド・ミート』が日本上陸間近!
今アメリカでブームとなっている『ビヨンド・ミート』をご存知ですか? 大豆やえんどう豆でできているのに、味はほとんどお肉そのもの! アメリカのスーパーでは精肉コーナーで売られているそうです。
そんなビヨンド・ミートが、近く日本でも発売される見通しとなっていて、上陸前から注目を集めているんです!
ビヨンド・ミートって?
ビヨンド・ミートは今、肉、魚に続く第3のタンパク質としてアメリカを中心に大人気。
アメリカで最大の食肉加工業社がこのビヨンド・ミートに出資し、精肉コーナーでは挽肉の状態で売られていたり、ハンバーガーやミートボール、ソーセージとして商品化されたりしています。
原材料には大豆やエンドウ豆から抽出したたんぱく質を用い、肉汁の代わりにキャノーラ油やココナッツオイルなどを使用。その他の副材料にも植物由来のものが用いられ、体に優しく、コレステロールは0とのこと!
肝心の味の方はというと、本物のお肉に比べるとあっさりはしているものの、言われないと気づかないレベルだそう。既存の代替え肉は“なんとなく肉に近いもの”を目指すのに対し、このビヨンド・ミートは“既存の10倍良いもの”を目的として開発されています。
そのため、これをハンバーガーとして商品化する際も、普通のハンバーガーのパティを何度もMRIに通して中の構造を分析・マネするなどし、ほぼ完全に味、香り、しっとり感や焼く際の焦げなどを再現しているのだとか。
パパやママのダイエット、お肉好きのお子さんにも◎
このビヨンド・ミート、パティ1つでたんぱく質がおよそ20g、カロリーは290kcalと、一般的な牛肉を使ったパティと変わりはありません。しかし、コレステロールは0、中性脂肪のもととなる飽和脂肪酸は牛肉の約半分と、まさに良質な植物性たんぱく質の塊!
国民的に肥満体型が多いアメリカでは、ダイエットに関する意識も高く、子どもの肥満対策にこのビヨンド・ミートを使う家庭もあるようです。
毎日たくさんのお肉を食卓にあげるのも気が引けますが、このビヨンド・ミートならお肉を減らしたい大人にも、お肉を食べたい子どもにも関係なくテーブルに並べることができますね。
さらにグルテンフリーなので、小麦にアレルギーがあっても食べられます。
また、アメリカではキャメロン・ディアスやナタリー・ポートマンなど、ハリウッドにもベジタリアンを公言している人たちがいますが、ビヨンド・ミートはそんなベジタリアンたちにもぴったり。
アメリカでは健康のためや環境、動物保護の考えから、若者からパパ・ママであるミレニアル世代(1980年代〜2000年代生まれ)と呼ばれる人々を中心にベジタリアンが増えている背景もあって、ビヨンド・ミートがアメリカで人気なのもうなずけます。
日本上陸間近!?
日本では三井物産が提携を組み、近く国内でも発売予定なのだとか。今回、出資を決断した三井物産ではこの植物性タンパク質の市場に期待をかけているようで、今までに卵を植物性タンパク質で代用する企業などにも出資しています。
まだ具体的な発売日程は発表されていませんが、日本でも健康ニーズが高まっている現代、味はお肉そのものとあれば、人気が集まること間違いなさそうです。
まさにお肉をビヨンドした(超えた)ミート、日本のスーパーに並ぶ日が待ち遠しいですね!
PHOTO/Brent Hofacker/shutterstock
参照/
Forbes JAPAN「「肉を超えた」野菜バーガー 徹底的こだわりが成功の鍵に」
HUFFPOST「野菜で作る肉「フェイクミート」に、アメリカ最大の食肉加工企業が出資」
yogageneration「まるで本物?!100%植物のフェイクミート「ビヨンド・ミート」」
Tokyo Vegan「ビヨンド・ミート(Beyond Meat)が遂に日本上陸!完全植物性の牛肉が熱い!」
weblio辞書「ミレニアル世代」
mamaPRESS編集部
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