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2016.06.18

バーベキューシーズンは『カンピロバクター』食中毒にご注意!

バーベキューシーズンは『カンピロバクター』食中毒にご注意!

これから夏にかけて、屋外でバーベキューを楽しむ機会が増えるという方も多いのでは? そこで気を付けたいのが食中毒です。日本での食中毒の原因として最も多いのが『カンピロバクター』と呼ばれる細菌です。

特に小さな子どものいる家庭では、感染しないように細心の注意をはらう必要があります。

カンピロバクターによる食中毒は『鶏肉』で多発!

カンピロバクターは、主にニワトリ、豚、牛などの家畜類の腸管に生息している細菌で、生の状態や加熱が不十分な状態で食べると人に感染し食中毒を起こします。その中でも、もっとも多いのが『鶏肉』による感染です。生の鶏肉を扱う場合には特に注意をはらう必要があります。

その他にも、十分に消毒がされていない井戸水や湧水などを飲んだり、菌を持っている犬や猫などのペットを触ったあとに十分な手洗いをしないまま調理をしたりすることなどが原因で感染することもあります。

感染した場合の潜伏期間と症状、治療法

カンピロバクターの潜伏期間は1~7日(平均2~3日)と、やや長めなのが特徴です。症状としては、下痢(水様便・血便・粘液便)や腹痛、発熱が主で、その他にも頭痛や筋肉痛、倦怠感などの症状が現れることもあります。通常は食事療法や輸液などをおこなえば1週間ほどで自然治癒しますが、場合によっては抗生物質などの服用をすることもあります。

大人の場合には感染してもそこまで心配する必要はないのですが、まれにギラン・バレー症候群を発症してしまうこともあります。(全体の0.1%ほど)また、注意したいのが小さな子どもです。大人に比べて抵抗力の弱い子どもが感染してしまうと症状が重篤になってしまうことがあるので感染しないよう十分気を付けたいですね。

効果的な予防法はしっかりと加熱すること!

カンビロパクターは、冷蔵や冷凍などの条件では長い間生存しますが、加熱により死滅させることができます。中心部が65℃以上の状態で数分間加熱すれば大丈夫! 特に鶏肉は中心部までしっかり火が通って色が変わっていることを確認したうえで食べるようにしましょう。また、馬刺しや鶏の刺身など、生肉を刺身で食べる習慣が日本にはありますが、子どもにはリスクが高いので食べさせないようにしてくださいね。

調理器具の消毒も二次感染を予防するうえでとても大切です。生肉を扱ったあとのまな板や包丁などは熱湯で消毒してしっかり乾かしてから使うようにしましょう。調理前後の手洗いも念入りに。手の平や甲だけでなく、手首の辺りまでしっかり2度洗いするように気をつけて!

カンピロバクター予防の鉄則は『手洗い』『消毒』『加熱処理』です。数百個程度の菌で感染する比較的感染力の強い食中毒なので、しっかり対策を行うように普段から気を付けましょうね。

参照/ カラダノート「子供がいる家庭でのカンピロバクター対策」
商品安全委員会「食中毒予防のポイント」
gooヘルスケア「カンピロバクター食中毒の治療方法」
産経ニュース「カンピロバクター食中毒 運動神経に障害・・・難病の原因にも 対策は「生は避け十分な加熱」」

mamaPRESS編集部

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