育休期間が最長2年まで延長できる!?ママの保活は楽になるの？

待機児童問題が度々報じられている中、保育園の増設が間に合わないとして、政府は、現在は最長1年半にわたって給付金を受けられる育児休業期間を、最長2年程度まで延長するという方針を固めました。この機会にもう一度育休制度についておさらいし、育休延長に関する賛否の意見を見ていきましょう！

現在の育休は原則1年、延長できても1年半まで

育休は、子どもが1歳になるまで取得できます。普通は1年ですが、保育園に入れない場合は半年延長することができます。

また、育児休業給付金は、最初の半年間は休業前賃金の67％、その後は１年半まで50％が雇用保険より支給されます。

育休を延長できるのはこんなとき

育休期間は通常1年と決まっていますが、全てのママがその期間に保育園に入れるという訳ではありません。
保育所に入所を希望しているのに、入れなかったときは最大半年間、育休を延長できるのです。また、夫婦のどちらかが子どもを育てられない状態になった場合、指定の書類を申請すれば、延長が認められるそうです。

今回の政府の方針だと、この延長期間が2年に伸ばされるというもの。つまり、最大で2年まで、育休中の休業前賃金の半額をママたちは受け取れるというわけです。

ママたちにとってうれしい制度!?実際はどうなの？賛否両論の声

肯定的な意見

2年まで育児休業が可能になれば、子の誕生日に関係なく育休取得可能期間中に必ず「満1歳の4月」がやってくるので、待機児童問題には大きく貢献する可能性があると思う / 育児休業：最長２年　政府、改正法案提出へ – 毎日新聞 https://t.co/vL2UCDS9SS

— こまつ　あい (@ai_koma) 2016年7月16日

これで救われる人もいるだろうし、良いことだとは思う。一方、結局保育所の数が増えないと問題の先送り。キャリア等を考えると早く復職したい人も多いだろうし。
＜育児休業＞最長２年　政府、改正法案提出へ（毎日新聞)https://t.co/wSCWAxRS37 – #Yahooニュース

— はるこ (@haruharuko_haru) 2016年7月16日

4月が保育園に入りやすい時期だと言われています。それに向けて、子どもが1歳未満のうちに保活をするママが多く、育休が半年延長されればママも余裕を持てますね。保育園のために、子どもが1歳未満で職場復帰しないといけないママにとってはうれしい改正かもしれません。

厳しい声も…

＜育児休業＞最長２年　政府、改正法案提出へ（毎日新聞） – Yahoo!ニュース https://t.co/vUFQRva0HU #Yahooニュース
3歳まで延長できるんなら分かるけど、2歳だと恐らくほぼ全員繰り上がりで新規に保育園に入るのも大変そうだし、何が狙いなんだろ。

— えあ (@air_aterazawa) 2016年7月17日

この予算を保育園増設につかってくれー！ / 育児休業：延長、最長２年　政府、改正法案提出へ　雇用保険料下げも調整 （毎日新聞）https://t.co/BbLc2ydfL2 #NewsPicks

— 瀬戸大輔 (@dadaiske) 2016年7月16日

＜育児休業＞最長２年　政府、改正法案提出へ（毎日新聞） – Yahoo!ニュース https://t.co/aD4c4h8PAS #Yahooニュース
ありがたいように聞こえるけど、2年も休んだら会社の環境も変わるだろうし、やっぱり戻りにくそう…

— なゆ (@naayuukoo) 2016年7月16日

2年という長期間休むことによって、環境が変わる職場に適応できるのかという懸念があります。また、昨年度に育休制度を利用したのは約30万人、受給総額は約4100億円となっており、期間が延長されればこの額はさらにアップ。この予算を保育所増設という根本的な解消に使うべきという意見も。

2年に延長されることで、ありがたいと思う人とそうでない人と、それぞれの立場によって色々な意見がありましたね。あなたはこの“育休期間の延長”をどう思いますか？

参照／
毎日新聞「最長2年　政府、改正法案提出へ」
保育園情報BOX「育児休業を延長する際の注意点」
厚生労働省「育児休業給付」