2016.09.11
誰でも簡単!お家でできるベビーマッサージってどんな効果があるの?
近年大人気のベビーマッサージ。モデルの蛯原友里さんの妹さんも資格を取得し、レッスンやイベントを開催していて、ママの間で常に人気があります。ベビーマッサージにもいろいろな協会がありますが、どこの協会でもベビーマッサージの基本の動作はほとんど同じ!
そこで、お家で簡単に誰でもできるベビーマッサージを"JADP認定インストラクター"の筆者がポイントと合わせて紹介しちゃいます。
ベビーマッサージとは?
ベビーマッサージは、親子で簡単に行えるスキンシップの1つです。ママのやさしい手で赤ちゃんの全身をマッサージします。肌と肌を触れ合わせることで赤ちゃんがリラックスして安心感や愛情を感じることができ、最高の心のコミュニケーションとなります。
また、体調を整えたり、赤ちゃんの体の発達を促進したりする効果もみられ、ママも育児に対する自信が湧いてきます。
ベビーマッサージが赤ちゃんとママに与える効果は?
ベビーマッサージを受ける赤ちゃんはママやパパの愛情を直接肌で感じることができるので、こんな効果が期待できます。
- 愛されていることを実感し、心身ともに健やかに成長する
- リラックスして夜ぐっすり眠れる
- 消化器官の働きや免疫力を高める
- 赤ちゃんの脳の働きや運動機能を発達させる
- オイルマッサージでスキンケア効果も
- 毎日赤ちゃんに触れることで、体調の変化に気づいてあげられる
- バーストラウマやストレスを軽減させてあげられる
また、赤ちゃんだけでなく、ママやパパにもベビーマッサージによってさまざまな効果が期待できるのがポイントです。
- 赤ちゃんとの絆を深め良好な親子関係が築ける
- 赤ちゃんとコミュニケーションが取れて育児に自信がつく
- 赤ちゃんの成長プロセスを実感することができる
- ママの血行も良くなり育児の疲れを癒す
赤ちゃんだけでなく、ママやパパにも効果が期待されるベビーマッサージは毎日のコミュニケーションにぴったりですね。
こんなときはベビーマッサージはやめましょう!
たくさんの効果が期待されるベビーマッサージですが、"毎日必ず決まった時間に行わなければならない"、"体調が悪くても行わなければならない"ということはありません。ベビーマッサージは、赤ちゃんの機嫌やママの体調も重要なポイントです。
また下記のような場合は、ベビーマッサージをお休みしましょう。
- 予防接種後24時間以内
- 授乳や離乳食後すぐの満腹時
- 発熱している場合
- 出血や皮膚の炎症が酷い場合
- 赤ちゃんの機嫌が悪い場合
- ママの体調が優れない場合
ベビーマッサージは赤ちゃんとママがリラックスし、お互いに無理のないときに行うように注意しましょう。
ベビーマッサージの基本・準備!
ベビーマッサージは基本、おむつも外して赤ちゃんを裸にしてマッサージを行います。ですが、寝返りやずり這いが多く、バスタオルやシートの上でのマッサージが難しい月齢の赤ちゃんは、おむつを履かせたままマッサージをしても問題はありません。
まずは必要なものや部屋の準備をしてから、マッサージを始めるようにしましょう。
ベビーマッサージを行う前に、準備をしておくと良いものがこちら。
- おむつ(替えのおむつを用意しておく)
- おねしょシート
- バスタオル(終わったあとや機嫌が悪くなったときに、包んで抱っこするため)
- ティッシュやタオル
- ミルクや麦茶(終わったあとや機嫌が悪くなったときに、飲ませるため)
- オイル(オイルを使ってマッサージする場合)
そして、忘れてはいけないのが"部屋の準備"です。
- 部屋は静かに(テレビは消して、携帯も音が鳴らないようにする)
- 室温の目安は25度(赤ちゃんが裸でも寒くなく、ママが薄着で平気な温度が目安)
- すきま風に注意(赤ちゃんは風があるとリラックスできず、寒く感じるので注意)
まずは以上のような必要なものや部屋の準備をしてから、マッサージを始めるようにしましょう。
お家で簡単!ベビーマッサージ〜お腹・背中・胸と肩〜
「ベビーマッサージは難しい」「ベビーマッサージは時間がかかる」と初めから苦手意識を持つママも多いと思いますが、ここでは簡単に短い時間でもできるベビーマッサージをご紹介します。
1、お腹のマッサージ
- 両手を1度、お腹を温めるように軽く置いてから始めましょう
- おへそを中心に、片手のひらで"の"の字を描くように数回撫でる
- 敏感な部分なので、優しくゆっくりのペースでマッサージをする
ポイント
「(赤ちゃんの名前)のお腹のマッサージ」と声を掛けながらやってみましょう!
便秘の赤ちゃんにピッタリなのが、このお腹のマッサージです。おむつ交換のときやお風呂上がりにサッとマッサージをするだけでも、赤ちゃんは喜びますよ。
2、背中のマッサージ
- 赤ちゃんをうつ伏せにして両手の手のひらで、マッサージをする
- ゆっくりと背骨に沿って、下から上、内から外にハートを描くように数回撫でる
- 肩甲骨を意識しながら「背中のマッサージ」と声を掛け行いましょう
ポイント
うつ伏せの状態でマッサージをするため、赤ちゃんが息苦しくないかキツくないかを注意しながらマッサージをしましょう!
うつ伏せが苦手な赤ちゃんの場合は、ママが抱っこした状態で、片手で背中を背骨に沿って上から下へマッサージするだけでも効果が期待できます! 無理にうつ伏せにしようとせず、赤ちゃんの機嫌を最優先に行いましょう。
3、胸と肩のマッサージ
- 胸の中心から外に向かって両手の手のひらでゆっくりとマッサージする
- 赤ちゃんが緊張していると胸が開いていない場合があるので、無理やりせずに、ゆっくり優しくを心がける
- 赤ちゃんの呼吸に、ママの呼吸を合わせるよう意識して行うと、赤ちゃんもリラックスし胸が自然と開いてくる
- 胸のマッサージを数回行ったあと、そのままの流れを意識して肩のマッサージを行う
- 胸のあたりから肩のラインに沿って、強くせず優しく撫でる
- 手で肩を包むように行うとマッサージがやりやすくなる
ポイント
心臓に近い胸のマッサージはより慎重に、力を入れて圧迫しすぎないよう、優しく軽く触れる感覚でOK! 注意して行うようにしましょう。
胸のマッサージは風邪で呼吸がつらそうなときに行うと、胸が開いて赤ちゃんの機嫌が良くなることもあります。風邪の場合は裸にせず、服の上からマッサージしてあげるだけでも効果が期待できるので試してみてはいかがでしょう。
赤ちゃんとママのコミュニケーションにぴったりなベビーマッサージ。ゆっくりとした時間があり、赤ちゃんの機嫌がいいときは、少し長くベビーマッサージの時間を取ってあげることでより効果が期待できます。そのときは、ぜひオイルを使ってマッサージをしてあげてみましょう。
肌に合うオイルを選んでマッサージしてあげることで、保湿効果も期待でき、より質のよいベビーマッサージができるはずですよ。
PHOTO/HoneyPhotoSalon・奈津子
参照/キャリアカレッジジャパン「取得できる資格」
キャリアカレッジジャパン「Q&A」
ピロリ
下関出身、1985年生まれ。1歳半のやんちゃ息子と毎日格闘中の新米ママ。教育関係の広告代理店、カフェ店員、写真館の仕事を経て、結婚・出産・2人目を妊娠中のため現在は専業主婦...
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