2016.07.15

パン作りの常識を覆す“振って焼くだけ”の『ポリパン』って!?

今、オーブン不要でこねる作業も必要ない、ポリ袋だけで簡単に作れちゃう『ポリパン』がママたちの間で話題になっています。手も汚れず、後片付けも楽ちんだから気軽にパン作りができますよ。そんな『ポリパン』の作り方アレンジレシピをご紹介します！

使うのはポリ袋とフライパンだけ！

おうちでパン作りというと、まず材料と道具を用意して、汗だくになりながら生地をガンガンこねて、発酵させて成形してオーブンで焼いて…と、とっても大変っていうイメージではないでしょうか？　作ってみたいと思ってもオーブンはないし、こねるのも大変そうだし…とはじめから無理とあきらめているママも多いのでは？

そんなママたち必見！『ポリパン』なら面倒な作業工程は一切不要で、ポリ袋をフリフリするだけ！　ふた付きのフライパンやお鍋でパンを焼くのでオーブンも必要ないんです。

そんな、今までの常識をくつがえす手法で作る『ポリパン』の考案者は、西荻窪で天然酵母パン教室を開いている梶晶子さん。梶さんは現在レシピ本も何冊か出版しており、テレビメディアなどでも紹介されています。

梶さんがポリ袋でパン作りを始めたきっかけは、公民館のパン教室で道具が足りなかったときの苦肉の策からだそう。そんなところから素敵なアイデアがうまれるんですね！

パン作り初心者はもちろんこれまでホームベーカリーで作っていた人、家で焼いていろいろ試したことがある人も『ポリパン』の魅力を知ると、その手軽さとおいしさにすっかりハマっちゃう人続出なんですよ。

材料も道具も特別なものは必要ありません。すべてスーパーで手に入るものでOKです！　さっそく作ってみませんか？

材料

作り方

これで完成です！

袋をフリフリすると、はじめバラバラだった生地が徐々にまとまってきて、袋についた生地もきれいにひとまとまりになってきます。そうなればフリフリ終了！　ちょっと丈夫な袋を使うか、2重にして使うと安心です。

1次発酵は袋ごとちょっと深めの容器（ペットボトルを切ったものなどでOK）に入れ、容器に印をつけておけばどのくらい膨らんだか一目でわかります。1次発酵をしたあとのパン生地はとってもなめらかで柔らかく、触っているだけで癒されますよ。

発酵の時間はかかりますが、夜寝る前にパン生地の成形までして、冷蔵庫でゆっくり発酵させれば、翌朝にはそのまま焼くこともできます。フライパンやお鍋は下火が強いですが、これがかえってパンにはいい条件なんだそう。オーブンがなくても、堂々とフライパンでパンを焼いちゃいましょう！

『ポリパン』って本当に簡単ですよね！　これなら気軽にパン作りにチャレンジできますね！

パン生地を成形するとき、市販のあんこを包めばアンパンに！　パン屋さんで売っている平らなアンパンのようになりますよ。

材料

作り方

1次発酵前にレーズンやクルミを練り込めばレーズンパンやクルミパンに！　チーズやベーコン、ソーセージを巻き込んで総菜パンにもなっちゃいます！　ごまやけしの実をトッピングして焼いてもいいですね。

塩味のモチモチっとしたパンです。オリーブオイルを塗って焼くのがポイント！

材料

作り方

ポリ袋に強力粉、薄力粉、塩、砂糖、ドライイースト、ぬるま湯、オリーブ油（大さじ2）を入れ、基本の『ポリパン』の作り方で1次発酵までさせた生地を、オリーブ油（小さじ2）を入れたフライパンに置きふたをして2次発酵させる。
強力粉をつけた指で生地に数か所穴をあけ、オリーブ油（小さじ2）、岩塩、ローズマリーを振りかけふたをして焼く。（中火で5分、弱火で10分、裏返して中火で3分くらい）

ローズマリーの代わりにタイムを振ったり、ブラックオリーブの輪切りを埋め込んでもおいしいですよ。岩塩はお好みで増減してくださいね。そのままはもちろんですが、生ハムやベビーリーフなどの具材をサンドしてもおいしいですよ。