2016.09.23
乳製品も卵も不使用!子どもと一緒に作れる簡単オリジナルおやつレシピ♪
子どもがお手伝いしやすい料理といえば“おやつ作り”ですよね。
ママにとって、子どもにはできるだけ体に優しいおやつを食べさせたいもの。筆者も子どもも特にアレルギーはないのですが、アレルギーのあるお友達が家に遊びに来てくれるときにも、一緒におやつが楽しめるよう、卵や乳製品を使わないで作れるおやつレシピを考えました。
今回は、そんな子どもと一緒に作れる簡単オリジナルレシピを3つ、お手伝いポイントとあわせてご紹介します! アレルギーを持つ方でも安心して食べられますし、もちろんアレルギーのない方にもおいしく召し上がっていただけますよ♪
かぼちゃのきんつば
かぼちゃのあんで作る『きんつば』です。和菓子屋さんで売っているきんつばは手作りするイメージがあまりないですが、できるだけ簡単に作れるよう考えてみました。できたてより、冷やして食べるのがおすすめです。
かぼちゃのきんつばの作り方
材料(4つ分)
- かぼちゃ…皮と種・わたを取って約200g(皮と種・わたつきで約300g)
- 砂糖…20g
- 小麦粉…40g
- 水…60cc
作り方
- かぼちゃの種・わたを取り、洗ってラップで包み電子レンジ600Wで3分加熱する。
- ボウルに小麦粉と水を入れてよく混ぜ、生地を作っておく。
- 1の荒熱が取れたら一口大に切り、皮を取ってボウルに入れてフォークでつぶす。
- 3に砂糖を加えよく混ぜる。
- かぼちゃの水分が多く軟らかすぎて成形が難しそうなら、少しずつ片栗粉(分量外)を足して、手で形が作れるくらいの硬さにする。
- 5を4等分にして手で一つずつ四角く成形する。
- 卵焼き用の四角いフライパン(なければ普通のフライパンでOK)を中火で熱する。テフロン加工でなければ薄く油をひく。
- 6を菜箸で持ち、一面ずつ2の生地をつけフライパンで焼く。焼き色がつく前に菜箸で持ち上げ、別の面に2をつけてまた焼く(※)。
- 六面すべて表面が焼けたら完成。
※一面ずつ生地をつけて焼くのが難しければ、最初に6をドボンと2の生地に入れて全体に生地につけ、焼いているうちに皮がはがれたらまた生地をつけ直すという方法でも大丈夫です(皮が厚くなります)。
四角いフライパンを使うと、焼きながら形が崩れても成形しやすく便利です。お好みでかぼちゃを裏ごしするとさらに食感もなめらかになり、上品な印象になります 。また、かぼちゃをさつまいもに替えてもおいしく作れます。
★子どものお手伝いポイント
かぼちゃをつぶしたり、成形したりするのは粘土遊びのように楽しくやってもらえると思います。焼くのは火を使うし、ひっくり返すのは難しいので、ママが行いましょう。
チョコバナナマフィン
次はチョコバナナマフィンです。卵・乳製品を使わなくてもちゃんとマフィンになります。卵不使用でずっしり目なので、スクエア型で焼いてブラウニーとしても。
チョコバナナマフィンの作り方
材料(4つ分)
- バナナ…大1本(110g前後)
- 薄力粉…110g
- 無糖ココア…10g
- ベーキングパウダー…小さじ1
- お好みのオイル(サラダ油、ココナッツオイル、グレープシードオイルなど)…50g
- 砂糖…50g
- 豆乳…50cc
作り方
- 薄力粉・無糖ココア・ベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
- バナナは皮をむいてボウルに入れて、泡立て器でざっとつぶす。
- 2にオイル、砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜる。
- 3に粉類の3分の1を加え、ゴムベラで切るように混ぜる。豆乳の2分の1を加え混ぜ、1でふるっておいた粉類 の3分の1、豆乳2分の1、粉類の残りと交互に加え、その都度混ぜる。
- マフィン型に入れて、170℃に余熱したオーブンで25分くらい焼く。
竹串を刺して、焼けていない生地がついてこなければ完成です。すぐ食べないときは、荒熱が取れたら1つずつラップをして保存してください。
★子どものお手伝いポイント
包丁も火も使わず、混ぜるだけでできるので、子どもにもやってもらいやすいと思います。余熱したオーブンは熱いので、オーブンに入れるところと出すところは気をつけてください。
豆腐ムース
最後はお豆腐で作るムースです。今回の中では最も簡単に作れるので、お豆腐が苦手でなければぜひ作ってみてもらいたいです。
豆腐ムースの作り方
材料(2つ分)
- 絹ごし豆腐…300g
- 砂糖…30g
- レモン汁…大さじ1
作り方
- 豆腐を水切りする。ボウルにざるをのせ、その上にキッチンペーパーで包んだ豆腐をのせ、重しをして30分くらい置いておく(水切りはその他お好みの方法で構いません)。
- 水切りした豆腐をボウルに入れ、砂糖、レモン汁を加え、なめらかになるまで泡立て器でよく混ぜる。ハンドブレンダーなどがあれば使うと早いですが、泡立て器でも十分です。
- 器に入れて冷蔵庫で3時間くらい冷やして完成。
これだけ!?と驚くくらい簡単ですが、冷やすとちゃんと固まります。画像ではシンプルに作っていますが、器の底にカステラを入れたり、上にフルーツをのせたりすると、見た目も豪華なスイーツになります。
★子どものお手伝いポイント
材料もシンプルで、手順も少ないです。今回の3つのレシピの中で最も簡単なので、最初から最後まで作れる子どももいるかと思います。
材料の量は絶対これでなければというものではないので、お好みで調整してみてください。甘さは特に好みがあると思います。今回のレシピはだいたい中くらいの甘さになると思うので、砂糖の量は変えてみてください。
子どもと一緒に作るのは、余計に時間や手間がかかって大変なこともありますが、子どもが小さければ、盛りつけや飾りつけだけ手伝ってもらっても楽しめるかと思います。
一緒に料理をするときは、「いまやっているこの工程が何につながるのか」というのを教えてあげると、子どもが“全体像からの一部分”を把握するのにつながり、より楽しく作れるかと思います。
たとえば『かぼちゃのきんつば』で成形をしてもらうなら、「これがきんつばの形になるんだよ、あとは皮をつけて焼くだけで完成だよ」と教えてあげるなど、おしゃべりしながらやってみてもらえたらと思います。
ぜひ親子で一緒に楽しみながら作ってみてくださいね。
橘 佑佳
2014年に男の子を出産、ライターとして活動しています。食べることと料理が好きで、食育インストラクターとフードアナリストの資格をとりました。息子にいろいろ作ってあげたい、...
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