2016.08.07
いつから大人と同じメニュー?離乳食後期(12~18ヶ月頃)よくあるお悩みQ&A
もう少しで離乳食も卒業! いろいろ食べられるものが増えてうれしい反面、好き嫌いが出てきたり、おやつばかり食べたがったりしていませんか? 今回は離乳食後期(赤ちゃんが12~18ヶ月頃)のママのお悩みに役立つ情報をまとめていきます。
おやつは食べるのに、ごはんを食べないときはどうしたらいい?
赤ちゃんの味覚は、どうしても濃い味や甘いものを好む傾向にあります。甘い味を覚えてしまうと、うす味の離乳食を食べなくなってしまったり、好き嫌いが進んで栄養にも偏りが出てきてしまったりします。
おやつは1日多くても2回までと決め、市販のスナックやチョコレートではなく、できれば果物や蒸した芋、手作りのパンにするなど、食事の延長としても考えられるメニューにしていきましょう。市販されているものでも、『和光堂』や『Pigeon』から混ぜてチンするだけで作れる離乳食用の蒸しパンや、お米が主原料のおやつなどが発売されています。忙しいママはぜひ活用していきましょう!
また、少しお菓子を我慢させるようにして、お腹を減らせておけば、きっといつもよりおいしくご飯を食べられると思います。孫に優しいおじいちゃん、おばあちゃんが、ついついお菓子を与えたくなってしまうことも多いようですが、家族にも協力してもらい、見えるところにお菓子を置かない工夫や、おやつ時間の決まりなどを作るのもいいですね。
自分でスプーンやフォークを使ってもらうにはどうしたらいい?
『手づかみ食べ』を十分にさせてあげているでしょうか? 散らかるから、床が汚れるから、と大人が食べさせてばかりいた状況から、突然スプーンやフォークを使う練習をスタートするのはとても難しいことです。
まずは思いっきり『手づかみ食べ』をさせ、自分の指先でつまむことや、口に運ぶことを覚えさせてあげましょう。汚したり、こぼしたりしても、嫌な顔をせず、積極的に自分でやろうとする姿勢をほめてあげるといいですね!
スプーンやフォークは最初からうまくいかなくて当然です。『手づかみ食べ』ができるようになったら、次は、フォークに食べ物を刺した状態で渡してみましょう。だんだんと自分でできるようになりますよ。
もう大人と同じメニューでもいい?
1歳を迎える頃には、歯ぐきもかたくなり、早い子では歯も数本生えている子もいて、「そろそろ大人と同じ食事でもいいのでは?」と考えるママもいます。しかし、噛む力や消化機能は、やはり未完成なので、大人とまったく同じメニューは少し早いです。
あくまで離乳食後期。まだ完了ではありません。歯ぐきでつぶせる固さを意識し、味も薄めに作ってあげましょう。ただし、離乳食初期に比べて食べられる食材はかなり増えているはずです。大人の料理を作る過程で、味付けをする前に少しだけ離乳食用に取り分けておいたり、大人と同じメニューでも薄味のものは小さく切り分けて与えることができます。
長かった離乳食もあと少しで終わりですね。小さい頃に覚えた味が、これから先の味覚に大きく関わってきます。最後まで焦らずゆっくりと、子どものペースに合わせて離乳食期を完了させましょう。
参照/
『はじめての離乳食』上田玲子/監修 主婦の友社/編 主婦の友社/出版
『やさしい離乳食 はじめて出あうおかあさんの味 食育は赤ちゃんから』池上保子/著 赤ちゃんとママ社/出版
YUUKI
1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...
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