2016.12.28
近所の発生状況は?日本初のインフルエンザ調査アプリ『インフルレポート』を活用しよう!
毎年、この時期になるとインフルエンザが気がかりですよね。免疫力の弱い子どもや高齢者からかかりやすく、園や学校では既に流行している地域も…。厚生労働省からは都道府県別の感染者数が発表されますが、うちの近所はどうなのだろう?とママとしては心配になってしまいますよね。
そこで今回は、勤務先や子どもの通学先など狭いエリアのインフルエンザ情報収集にもってこいのアプリをご紹介します。ぜひインフルエンザ対策にご活用ください!
日本初!インフルエンザ調査用アプリ が登場!
順天堂大学が開発したiPhoneアプリ『インフルレポート』は、利用者自身が居住地などの基本情報やインフルエンザにかかったことをアプリを通じてデータ登録することで、近所のインフルエンザ流行情報を収集したり共有したりできるというもの。
インフルエンザ発生状況は、同アプリ利用者の申告データから推測するので、一般的なインフルエンザ流行情報とは異なりますが、利用者にとっては郵便番号による地域でのインフルエンザ発生状況がフィードバックされますので、自宅や子どもの園や学校、家族の勤務先など、より詳細なエリアでの状況を知ることができますよ。
利用者の基本情報をはじめ、地域の気温・湿度・歩行速度などの利用者のさまざまな情報から罹患者数やワクチンの効果などを分析するため、利用者が増えれば増えるほどより正確な情報を共有することができるほか、今後のインフルエンザに関する科学的な解明を試みるのにも役立ちます。
指示に沿って登録するだけ!『インフルレポート』の使い方
アプリの使い方はとても簡単で、指示にそって進めていくだけです。内容をよく読んで進めてくださいね。
まずはアプリの利用に関する同意確認です。データの収集やプライバシーに関する事項を確認して“同意する”をタップしてください。こちらはいつでも撤回ができます。
同意すると初回情報と基本情報の入力画面になります。
次に、iPhoneの標準アプリ『ヘルスケア』との連動を求められます。こちらはヘルスケアに記録されている身長・体重・歩数などの情報を研究データとして収集します。連動しておくと基本情報の入力が楽になりますよ。
一旦ここで“次へ”をタップしないと次に進めませんが、解除したい場合はヘルスケアを起動して“アクティビティ”→“ウォーキング+ランニングの距離”&“歩数”→“データソースとアクセス”のところの“インフルレポート”をOFFにします。
次に郵便番号です。エリアを細分化することで、より身近な情報の収集と共有につながります。自宅以外にも園や学校、勤務先なども追加することができます。よく利用する場所などを追加しておくと、そのエリアの情報を閲覧することができます。
引き続き家族情報を入力します。“パパ”“ママ”“長女”“長男”など、ニックネームでの登録が可能です。年齢やワクチン接種の有無、インフルエンザにかかったかどうかを入力したら、初期設定は完了です。
トップ画面の“インフルマップ”から、全国と登録地域の罹患率がわかります。こちらの情報はアプリユーザーの情報から出されているので、実際の数字とは異なります。現在はほぼ0%と表示される地域が多いので、登録地域で0以上の数字になっていたら要注意ですね。
ワクチンを接種したとき、インフルエンザにかかってしまったときもアプリに情報を入れておきましょう。インフルエンザにかかった人の体温を記録しておくこともできます。
利用者が増えることでより正確な発生状況とインフルエンザの解明につながりますので、ぜひともたくさんの方に使っていただきたいアプリです。
また、順天堂大学ではインフルエンザ以外にもいくつかの健康に関する調査用アプリがリリースされていますので、気になるママはそちらもチェックしてみてくださいね。
アプリのダウンロードはこちら
参照/ 学校法人 順天堂「アプリを使ってインフル調査 集約データを予防や治療戦略に活用~順天堂大学が日本初のインフルエンザ調査用iPhoneアプリ「インフルレポート」を開発~」
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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