2017.10.06
知っておきたい!冷凍保存に向かない食材まとめ
食材をまとめ買いしたり、おすそ分けをたくさんいただいたりして、一度に使いきれない量を保存するのに便利なのが“冷凍”。我が家も冷凍庫にはいつも何かしらの食材を保管している状態ですが、当然ながら食材によっては冷凍NGのものもあります。
今回はそんな冷凍に向かない食材をご紹介します。
水分量が多いものは冷凍に不向き
一般的に水分量の多い食材は、冷凍することで水の量が増えて食材の組織を壊してしまい、解凍後にスカスカとした食感に変わってしまうため、冷凍に不向きとされています。野菜で例えるならレタスやキュウリなどがこれに当てはまります。
ちなみに、トマトは冷凍OK! へたを取ったらカットしてorそのままラップに包んで冷凍庫へ。
生はNG!調理後に冷凍保存すべき食材は?
卵は実は本来はそのまま冷凍は向いていないとされる食材です。理由は、生の卵を凍らせてしまうと、黄身の状態が変わってしまうから。なので、卵を冷凍する場合は、いり卵や錦糸卵などに調理したあとで冷凍保存するのが理想的です。
最近ではこの変わった状態になった黄身がおいしいとして、『冷凍卵』が流行っているようですが、卵は細菌が繁殖しやすいので、生で冷凍する場合も、解凍後は必ず加熱調理するようにしましょう。
また、大根もそのまま冷凍すると味が落ちるので、カットして下茹でしてから冷凍しておくことをおすすめします。
繊維質の多い食材は
ゴボウやふきなどの繊維質の多い食材は、そのまま冷凍してしまうと筋っぽい食感になるので不向きです。ゴボウはささがきにしたあとで水にさらし、水分を切ってから冷凍(厚切りで使う場合には下茹でもする)。
ふきはカット後、軽く茹でてから冷凍保存します。ふきなど季節の食材はおすそわけで頂く機会も多いので、知っておくと助かりますね。
油分の多い食材もNG!
マヨネーズや牛乳など油分の多いものも、水分と油分で冷凍のスピードが異なるために分離を起こしてしまうのでNG。ただし、牛乳はシャーベットやホワイトソースなどに加工したあとならOKです。
もし、賞味期限が切れてしまった牛乳がある場合には、家庭菜園に有効利用する方法があるのをご存知ですか? 葉に寄ってくるアブラムシの駆除に、薄めた牛乳を吹きかけるという方法があるんです。植物にも無害で安全な方法なので、ぜひお試しください!
食感が変わるのをあえて楽しむ食材
豆腐やこんにゃくも食感が変わってしまうため冷凍には不向きなのですが、水分が抜けてしまったあとの食感を、あえて楽しむという場合もあります。凍り豆腐を解凍したあとで水分をしっかり抜き、ステーキ肉のように味付けして食べる『豆腐ステーキ』などが有名ですね。
ちなみに、いくら冷凍したからといって、いつまでもそのまま保存しておくのはダメですよ。家庭用の冷蔵庫であれば目安として1~2週間、遅くても1ヶ月以内には使いきるのが正解です。
食材を無駄にしないためにも、正しい冷凍保存の方法を知って節約にも役立ててくださいね!
PHOTO/Snowbelle/shutterstock
参照/
東京ガス ウチコト「そのまま冷凍したらダメ!? 冷凍NGな食材と冷凍する場合のコツ」
BuzzFeed基本的に、殻を割った卵は「すぐに食べる」or「ちゃんと熱する」ことが大事
HORTI「アブラムシに効果的な牛乳スプレーの作り方と利用方法まとめ!」
旭化成ホームプロダクツ「保存テクニック|豆腐」
株式会社関越物産「冷凍こんにゃくの作り方」
mamaPRESS編集部
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