2018.02.19
子どもは果物はいつから食べられる?アレルギーの心配はあるの?
甘くみずみずしい食感で、子どもも大好きな果物。離乳食が進み果物を初めて食べさせるときは、どんな果物からあげたら良いのか疑問に思うママも多いです。バナナやりんごは食べやすそうなイメージがあるけど、他にも果物の種類はたくさんありますよね。
果物はいつから食べられる?
離乳食を始めた5~6ヶ月から食べることができます。自然な甘みがあるので、野菜が苦手な赤ちゃんでも食べやすい食材です。
昔は、生後2~3ヶ月から果汁を飲ませる習慣がありましたが、現在では離乳食が始まりおかゆに慣れてから、赤ちゃんの様子を見て取り入れていくのが一般的です。無理に早い時期から与える必要はありません。
食べ始めにおすすめの果物は?量はどのくらいならOK?
赤ちゃんが上手に飲みこめるよう「すりおろし」や「ペースト状」にしやすい果物から始めましょう。初期(5~6ヶ月)では、りんご・バナナ・桃・いちご・みかん・すいか・梨などがおすすめです。中期(7~8ヶ月)では柿・ぶどう・キウイフルーツ、後期(9~11ヶ月)ではさくらんぼ・ラズベリーやブルーベリーなどの冷凍果物が食べられるようになります。(※1)
しかし、パイナップルやマンゴーなどの南国の果物は消化酵素を多く含み刺激が強いため、子供には不向きな果物です。食べさせる場合には2歳以降を目安にしましょう。
1日の摂取量は、乳児は100g、幼児は100~150g、小学生以降は200g程度が目安になります。(※2)
果物を与える時の注意点!
一番の注意点は「アレルギー」です。果物にもアレルギーを引き起こす原因となる物があります。特に注意が必要なのは、オレンジ、キウイフルーツ、桃、りんご、バナナです。(※3)初めて食べさせる時には必ず加熱をし、スプーン1杯程度の少量から慎重に。子供の体調に変化がないか注意深く様子をみるようにしましょう。
これらの果物に限らず、新しい種類の果物を試す際には加熱をするのが安心です。消化を良くしたり、アレルギーの原因となる酵素を減らすことが期待できます。
果物に含まれる栄養素・食べるメリット
果物は、ビタミンC、βカロテン、カリウム、食物繊維などの栄養素を豊富に含み、
・免疫力を高めて風邪や病気の予防をする
・健やかな肌をつくる
・腸内環境を正常化しお腹の調子をととのえる
など、子供の健康を保つのに大切な役割を持ちます。
「野菜が苦手であまり食べない」という子供は特にこれらの栄養素が不足しやすいため、デザートやおやつなどに果物を食べる習慣を付けると良いでしょう。また、果物のカラフルな色素成分には、フィトケミカルという抗酸化物質が豊富に含まれ、色によって体内での働きが異なります。赤やオレンジ、黄色など様々な色の果物を食べて、毎日を元気に過ごすための栄養を摂取しましょう!
(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)
(※1)山元倫明(2014)『月齢ごとに「見てわかる!」離乳食新百科』(株)ベネッセコーポレーション
(※2)『食事バランスガイド』農林水産省
(※3)『授乳・離乳の支援ガイド』厚生労働省
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記事提供:楽天レシピ デイリシャス