2016.09.15
中高生限定アプリ『ゴルスタ』が超横暴な運営で大炎上!子どもをネットトラブルから守るにはどうすればいい?
最近、大人を排除した中学生・高校生専用のSNSアプリ、『ゴルスタ』が人気になっていたのをご存知ですか?
8月末、運営を批判したユーザーの個人情報を公式Twitterで晒すなど、あまりに横暴な運営方法で炎上し、9月上旬にサービス終了となりました。
サービス終了後も、このアプリで行われていた信じがたい運営や個人情報の管理について問題視する声は多く、“親の目の届かないアプリ”への危機感が高まっています。 子どもをこういったトラブルから守るには、どうすればよいのでしょうか?
中高生限定!SNSアプリ『ゴルスタ』とは?
ゴルスタとは、中高生限定のSNSアプリ。
中高生以外の登録を禁止し、年中無休ですべての投稿を監視して出会い目的など悪質なユーザーを排除しているため、安心安全に使えるとPRしていました。
アプリ内には、中高生に人気のモデルによる授業動画の配信や、『ゴルキャス』と呼ばれるライブ配信によってファンを増やせる仕組みも。
人気があるユーザーはアイドルになれるチャンスがあり、熱狂的なまでにのめり込んでしまう子どもも多くいたようです。
『ゴルスタ』の何が問題だった?
ゴルスタは以前から、
- 運営を批判するとアカウントを停止される
- アカウント停止中のユーザーと他のSNSで交流しただけでアカウントを停止される
- 反省文を提出したり、運営に積極的に協力するような言動をしたりすればアカウント停止を免れる場合がある
- TwitterやLINEなど他のSNSの書き込みまで監視されている
など、行き過ぎた運営方法が話題になっていました。
そういった運営姿勢だけでなく、大量のアクセス権限も問題視されていて、「個人情報抜き取ることが目的では?」という声が上がるほど。
噂のゴルスタのアプリ、軽く引くほど大量のアクセス権限持ってるからな。何があっても知らんぞ。 pic.twitter.com/kkprbPAP5e
— やまお (@yamaoDOHC) 2016年8月25日
運営元である株式会社スプリックスは、学習教材開発や個別指導塾の運営をしているそうです。
教育に携わる会社が、子どもたちに対してこんなことをしていたとなると、何を信じたらいいのか分からなくなってしまいそう…。
子どもをネットやアプリのトラブルから守るためには?
最近は、小学生にスマートフォンを持たせている家庭も少なくありませんよね。
スマートフォンはとても便利な一方で、『ゴルスタ』の事例のように、親の知らないところで危ないアプリを使いはじめたり、勝手に課金をしたりといったトラブルにつながる可能性もあります。
- アプリのインストールは親が確認して許可を出してから
- フィルタリング機能を付ける
- 親子で一緒に利用規約やアクセス権限を確認して、不必要なものはオフにする
など、お家でルールを決めておくと安心ですね。
特に心配なのはアプリのアクセス権限ですが、設定から各アプリに与える権限を変更することができます。
位置情報やカメラ、連絡先など、特に気になるものについて一度確認してみてはいかがでしょうか?
また、“ネット上に住所や名前を書かない”“居住地域の写真を安易に公開しない”など身を守るための基本的なことや、SNSでの人との付き合い方など、ネットリテラシーもできるだけ早いうちから教えてあげたいものです。
上手に使えばとても便利なスマホやインターネット。
子どもたちに正しい使い方を教えて、かしこく使えるようにママが導いてあげてくださいね!
参照/
Yahoo!ニュース「ゴルスタ個人情報流出問題 被害者には当初謝罪メール1通だけ 炎上招いた「暴圧」運営の高すぎる代償」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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