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子ども

2016.01.17

体を清潔にするだけじゃない!五感が育つ『バス育』のちから

体を清潔にするだけじゃない!五感が育つ『バス育』のちから

初めて我が子を沐浴させたときを覚えていますか?「落としちゃいけない、耳や目に水がかからないようにしなきゃ!」そんな風にドキドキしながら行ったママもいるのではないでしょうか。

新陳代謝の良い赤ちゃんは毎日の沐浴で清潔にしてあげる必要があります。ところが沐浴は清潔にするだけでなく、赤ちゃんにもママにとっても嬉しい効果があるんです!

赤ちゃんの五感に優しく働きかける『バス育』

『バス(=英語でBath:入浴)育』とは、ママやパパのちょっとした工夫で赤ちゃんの脳を育んで、成長や発達を促す入浴のことです。「3歳までが勝負!」なんてことを聞いたことはありませんか? 人間の脳は3歳までに85%ができあがると言われており、たくさんのことを学ぶ大事な時期だと言われています。

その大事な時期に何をしたら良いか? それは五感に働きかけること。スキンシップやおしゃべりをじっくりできる入浴時間での『バス育』がピッタリなのです。

『バス育』の3つのポイント

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出典:MaManavi

『バス育』を行うには3つのポイントがあります。

タッチ

肌と肌が触れあうスキンシップで、赤ちゃんの物事を考えたりイメージする力を育てます。日常的にスキンシップが多い赤ちゃんは、表情も豊かで反応も良いです。またお風呂上りにマッサージをしてあげると、赤ちゃんも十分な睡眠を取ることができますよ。

におい

赤ちゃんはにおいでママを嗅ぎ分けることができます。嗅覚は最も記憶と結びつきやすく、赤ちゃんの頃から慣れ親しんだ香りはやすらぎを与えてくれます。香りのあるバスグッズを使うことで、寝る前のぐずりが減ったとのデータもあります。

おしゃべり

赤ちゃんにたくさん話しかけることで、言葉や表現力を身に付けると言われます。お風呂の中では水が跳ねたりおもちゃが動くのを見て、物理的な現象や動作を知ることもできます。

赤ちゃんと香りの関係

赤ちゃんは妊娠28週頃、すでにお腹の中でにおいを感じることができています。赤ちゃんがママのにおいを嗅ぎ分けられるのは、羊水のにおいを記憶しているからで、羊水や母乳に含まれる脂肪酸がにおいの正体だと考えられています。

産まれたばかりの赤ちゃんにはにおいを感じることはできても、それが良いか悪いかの判断はまだできません。成長の過程でにおいの良し悪しを学んでいくのです。

心地よい香りと愛情いっぱいの入浴時間は、大人になっても記憶に残る思い出となるかもしれません。ママは自然と赤ちゃんに対して語りかけたりスキンシップをするものですが、それが赤ちゃんの成長や発達にも良いとわかれば、さらに頑張ってしまいたくなります。「清潔にする」だけではなく、赤ちゃんの脳を育む『バス育』を今夜から始めてみませんか?

TOP PHOTO/Joana Lopes/shutterstock
参照/ ジョンソン&ベビー「So Much More」
チャイルド・リサーチ・ネット「第3章赤ちゃんのすばらしい能力」
夜泣き対策室「アロマの香りで子供も眠りやすくなる?」

津田マリリン

津田マリリン

1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...

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