2016.10.11
好き嫌いがバラバラで献立が決まらない…!そんな『個食』を抜け出す方法
家族みんなで食卓を囲む食事は、一家団らんの楽しい時間。家族同士のコミュニケーションも深まります。でも家族の好みがバラバラの場合、ついコンビニや惣菜に頼ってしまうことも。こういった食事内容がバラバラになってしまうことを『個食』 といい、『孤食』同様問題となっています。
また、それぞれの好みに合わせて食事を作ると食費も高くなり、ママの手間も増えて大変です。では、どうすれば『個食』から抜け出すことができるのでしょうか?
子どもに合わせた料理をパパが食べてくれない場合
『個食』の原因として多いのが、子どもに合わせた料理をパパが食べてくれないケース。味の濃い料理に慣れている大人にとっては、「少し物足りないな」と感じてしまうことは、当然ありますよね。でも、まずはパパに“食事は子どもの体を作るために大切”ということをしっかり伝えましょう。
また、別々の料理を用意するのではなく、味付けや食感に工夫をしてみるのがオススメです。たとえば素材の食感をそのまま残せば、食べごたえが出てパパもおいしく食べられます。子どもには、食べる前にレンジで柔らかくして食べさせましょう。
子どもの分を取り分けたら、大人の分は辛味を足すなど、ちょっとした味付けの工夫でも乗り切れますよ。
好き嫌いがバラバラな場合は、ママの強い意志が決め手!
次に多いのが、家族の好き嫌いがバラバラなケースです。好き嫌いが極端だと偏食につながり、栄養バランスも崩れるので、ぜひ克服したいところです。
この場合は、バランスを考えた献立にするのが一番! 料理に不満を言われても、そこはママの我慢どころ。“決して他のおかずは出さない”、“好きなものだけに偏った食事は作らない”など、ママの強い意志が必要です。
また、献立がママの好みに偏ってしまうことも多いので、ときどき自分で献立を振り返るなどして注意しましょう。
外食好きでも、極端な依存は禁物
極端な外食頼みも、『個食』を進行させます。外食産業が発展している現在、子どもよりもむしろ、お金を自由に使える大人の方が、好き嫌いの激しい傾向も見えます。
「好き嫌いはダメ」という大人自身が好き嫌いをしていたら、子どもは納得できるはずもありません。これは、偏食を改善できず、わがままを助長させる原因にもなります。
もしパパの外食依存が高いようなら「食費節約中!」など、外食・買い食いしない理由を作ってみましょう。ママ自身が外食・買い食いが多い場合は、ダイエットや節約などと理由を考えて、外食への出費をストップ。
旬の食材を取り入れたレシピにしてみると、「同じ食材でも、旬ならこんなに甘いんだ!」など、新たな発見にもつながりますよ♪
『個食』はちょっとした工夫と意思で、十分乗り切れます。みんなが同じ料理を食べれば、家族の一体感も感じられるはず。食卓で家族の絆を深めましょう。