2016.02.06
子どもを花粉症にしたくない!ママがしてあげられる5つのこと
ついに『花粉症』の季節がやってきました。早い人はもう薬を飲んで対策していることでしょう。しかしこの花粉症は大人だけというイメージがあるかもしれませんが、実は子どもの花粉症も増えているんですよ。子どもは症状をうまく訴えられないため、発覚が遅れることも多いのだそう…。
発症を防ぐためには、とにかく花粉に触れる時間を少なくすることが大切です。子どもが花粉症にならないように、親がしてあげられる対策を5つご紹介しましょう。
(1)なるべく花粉が少ない時間&日にお出掛けする
一般的に、花粉が最も飛びやすい時間は12:00~15:00の間だと言われています。時間をずらせる予定なのであれば、この時間を避けて外出するといいでしょう。
また、雨上がりや風の強い日も花粉が多くなりがちなので、要注意です。Webサイトやテレビで花粉予報をチェックするのもいいですね。
(2)外出する際の服装を工夫して
外出する際は、服装に注意が必要です。大人はマスクができますが、小さい子はできませんよね。でも、帽子をかぶるだけでも、かなりの対策になります。
また、上着は素材に注意しましょう。ウールなどは花粉を取り込みやすいと言われています。なるべく凹凸が少なくツルツルした素材のものを選ぶと、花粉がつきづらく、落としやすいですよ。
(3)外出後は花粉をはたく
帰宅したら、まず家に入る前に上着・洋服・頭などの花粉を払いましょう。また、帰ったら手洗い・うがいをするほかに、顔も洗い、きちんと着替えをしておくと安心です。家の中の花粉が少なくても、顔や洋服にたくさん花粉がついていたら部屋の花粉対策をしても意味がなくなってしまいます。
(4)換気、外干し、掃除機には要注意!
普段、家事をする際も注意しなければならないことがあります。
まず換気については、朝晩のあまり花粉が飛んでいない時間帯にしたいものです。長い時間窓を開けるのではなく、一気にすべての窓をあけて短時間でおわらせるといいと言われています。
洗濯物は太陽光に当てたいものですが、花粉のことを考えるならこの時期の外干しは極力避けたいものですね。「やっぱり外に干したい」という人は、乾いて取り込む前によく花粉を払うといいでしょう。
また、掃除機をかけるとかえって花粉が部屋全体に舞ってしまう恐れがあります。拭き掃除のほうが効果的です。
(5)過敏になりすぎない
これまで、できるだけ花粉を排除する方法をご提示してきましたが、実は、過剰に清潔にし過ぎることによって、かえって弱い体を作ってしまうこともあると言われています。
理研横浜研究所の谷口克センター長が提示した『子どもを花粉症にしないための9か条』のなかには、『適度に不衛生な環境を維持する』という項目もあるくらいです。
清潔にするのはいいことですが、「チリひとつ残さないように掃除!」「花粉には少しも触れさせない!」など、極端に気にし過ぎるのもかえってよくないようですね。意識して『できる限り』やっていくのがちょうど良さそうです。
なってしまうと辛い花粉症。子どもが花粉症になる前に、できるだけの対処をしておきましょう。でも、過敏になり過ぎるのは禁物! コツをつかんで上手に対策をしたいですね。
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
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