2019.01.10
可視化されにくい『主婦の引きこもり』…気がつけば自分も?
『引きこもり』と聞くと、若者や未婚の人に多いイメージがあるかもしれませんが、実は最近、“主婦の引きこもり”が問題視されているようです。そこには主婦だからこそ陥りやすいワケがあるんです。もしかするとあなたも、気がつかないうちに引きこもり予備群になっているかも!?
普通に家事はこなしている人も十分あり得る!『主婦の引きこもり』の定義とは
『主婦の引きこもり』といっても、その度合いは人によって異なります。家事や育児などは普段どおりにこなし、問題なく日常生活を送っている主婦もいれば、状況が悪化してしまい、完全に部屋に閉じこもってしまっている人もいて、そのパターンはさまざまです。
ただ、どちらにも共通していえるのは“家族以外の外部との関わりを閉ざしてしまっている”ということ。特に近年はネットスーパーや通販などで食材や日用品など何でも購入できる時代なので、家族ですら引きこもりになっていることに気がつかなかったケースもあるのだそう。
これまで専業主婦は、“家庭で家事育児という役割を担っている”という認識があり、政府の引きこもりに関する調査の対象からも外れていました。そのため、調査にはカウントされていないだけで、実際には引きこもりの状態にある主婦はかなりの数になるのでは?と憶測している専門家もいます。
産後の引きこもりにも注意を
過去のトラウマや夫婦関係など、引きこもりのきっかけは人によって異なりますが、引きこもりの状態を引き起こしやすいタイミングとして注意したいのが“産後”です。
小さな赤ちゃんを連れての外出はどうしても準備が大変だったり、泣いて周りの人に迷惑をかけたりと、予想外のトラブルが起きたらどうしよう…と心配になってしまうママも少なくありませんよね。
たまに息抜きに一人で出かけたいと思ってみても、他に赤ちゃんを見ていてくれる人がいないと、それも難しい状況です。そうした環境から、どうしても引きこもりがちになってしまうケースも多々あるでしょう。
しかし、「子どもが小さいうちは引きこもりがちになるのは当たり前」と思いながらも、それが度を越してしまうと要注意。育児ノイローゼになってしまったり、結果的に子どもにも悪影響を与えてしまったりする恐れがあるのです。また、産後の引きこもりが定着してしまうと、子どもが大きくなってからもその状態が継続してしまうリスクもあります。
あなたは大丈夫?『引きこもり』を防ぐには
このように、産後などをきっかけに自分が気づかないうちに引きこもりの状態になってしまっているケースもあります。そこで、引きこもりを防ぐために、意識しておきたいポイントをご紹介します。
家族以外の話し相手を見つける
外の世界に話し相手を見つけることで、「○○さんと話をしに行ってみよう!」という気持ちになります。相手は誰でもOK。近所の人はもちろん、行きつけのお店を作って店員さんと仲良くなったり、公園などでママ友を見つけたりするのも良いですね。
近所でサークルなどを探してみる
趣味やスポーツなどのサークル、講座に参加してみるのもおすすめ。気分転換にもなるし、新しい友達を作るきっかけにもなりそうですよね。土日限定で行われているものもあるので、子どもをパパに預けて参加してみては? もし、近所に参加できそうなコミュニティーがなければ、気軽にウォーキングをしてみることから始めるのも良いですね。
無理に「外に行かなきゃ」と思わない
無理に「外に行かなきゃ」と意気込んでしまうと、かえって逆効果です。まずは「気が向いたら出かけてみようかな」とか「天気が良いからちょっと近所を散歩してみよう」程度で大丈夫。あまり無理せず、ちょっとずつ外に出る習慣をつけるようにしましょう。
知らず知らずのうちに陥ってしまう可能性のある “主婦の引きこもり”。もちろん、産後は赤ちゃんのためにも外出を控えなくてはいけない事情もありますが、ママの健康のためにもできる範囲で外に出ることを意識してみてはいかがでしょうか。
そういえば最近、あんまり外に出かけていないかも…というママは、まずはちょっと気分転換も兼ねて、ご近所のお散歩に出かけてみませんか?
PHOTO/RR Image Factory/shutterstock
mamaPRESS編集部 mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
参照/livedoorNEWS「家事や育児はいつも通りも…増加する専業主婦の「ひきこもり」」
「近年増加する「引きこもり主婦」陥りやすいタイプと脱出法を紹介」
excite.ニュース「急増!知られざる「ひきこもり主婦」の実態…彼女たちを追いつめるものとは?」