2016.04.01
下がるはずじゃなかったの?大手銀行住宅ローンの金利が引き上げ
住宅ローンを検討中のご家庭には影響の大きいニュースかもしれません。
引き下げになると予想されていた4月からの住宅金利が、反対に引き上げとなるようです!
どれくらい上がる? 金融機関ごとに金利をチェック!
2月中旬に導入されたマイナス金利政策の影響により、4月からの住宅ローン金利は引き下げになるとも言われていました。
マイナス金利政策を導入しているデンマークでは、借りると「利息」をもらえる住宅ローンも登場したそうなんです!
ところが、そんな予想に反して、多くの金融機関が4月1日からの住宅ローン金利を引き上げることを発表しました。
金融機関ごとに、金利がどのくらい引き上げされたのかチェックしてみましょう。
三菱東京UFJ銀行
現状0.8% → 0.9%へ
半年ぶりの引き上げ
三井住友銀行
現状 年0.8% → 0.9%へ
半年ぶりの引き上げ
みずほ銀行
現状 年0.8% → 0.85%へ
9ヶ月ぶりの引き上げ
りそな銀行
現状 年0.8% → 0.85%へ
9ヶ月ぶりの引き上げ
三井住友信託銀行
現状 年0.5% → 0.55%へ
9ヶ月ぶりの引き上げ
なお、以上の金利はすべて10年固定の住宅ローンとして計算したものです。 いずれも大手なので、利用を検討していた金融機関が含まれていた人も多いのでは?
金利が引き上げになった理由は“金利の低下が落ち着きを見せた”こと
金融機関側が発表した“金利引き上げの理由”は、「日銀のマイナス金利政策を受けた市場金利の低下が一服していることを反映したもの」とされています。
ちょっと分かりづらい文面ですが、要するに「このところ続いていた金利の低下が、そろそろ落ち着きを見せてきて、金利を優遇するキャンペーンが終わったから」ということみたいです。
でも、「もう下がらないからって逆に上がるのはどうして?」と疑問に感じてしまいますよね。
マイナス金利政策は、銀行にとってはデメリットも多いと言われています。
実際のところは分かりませんが、金融機関側が、収益性の低下を防ぐために先手を打ったという可能性もあるのだとか。
さて、ここまで大手金融機関の金利アップをお知らせしましたが、悲観するのはまだ早いかもしれません。
金融機関によっては、引き続き金利が低下することもあるようです!
住宅ローン金利が下がる銀行もある!
多くの金融機関でローンの引き上げが決定している一方、当初の予想通り金利が引き下げとなった金融機関もあります。
たとえば、ソニー銀行は2016年3月中旬の時点ですでに金利の引き下げを発表していました。
ソニー銀行では、条件によっては金利が0.499%となり、主要銀行では初となる5.0%未満の金利に注目が集まっています。
この春からの住宅ローンを検討している人は、金利が下がる金融機関を探してみるのも手かもしれませんね。
よりよいローンを検討するために、金融機関ごとの金利の動向をしっかりチェックする必要がありそうですね。 一度契約すれば長く付き合っていくことになるローンですから、家族で相談して、慎重に金融機関を決めてくださいね。
参照/
NHK NEWS WEB「固定の住宅ローン 一転して引き上げへ」
「利息」くれる住宅ローン デンマークのマイナス金利
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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