2017.01.08
いつまでOK?ベビーカーに子どもを何歳まで乗せる?
幼稚園に入るか入らないかくらいの頃になってくると、「ベビーカーに乗るのが微妙かも?」というお年頃になってきます。
では何歳までならベビーカーが“アリ”なのか…。歩きたがらない子どもがいる家庭にとっては悩みのタネですよね。実際みんなはどうしているのでしょうか?
3歳以上まで使っている家庭が最も多い!?
『ピジョンインフォ』のアンケート(投票数51)によると、22%の人が3歳以上まで使っており、最多です。次いで多いのが、2歳~2歳半までの20%で、1歳半~2歳という人も18%います。
3歳頃になると、体の大きさとしてベビーカーに乗れるのがギリギリの子も多いと思いますが、5人に1人以上の人が使っていると聞くと、少し安心しますね!
でも…歩いていると白い目で見られることも
筆者には現在小1の娘と年少(早生まれの3歳)の息子がいますが、下の子はまだベビーカーに乗っています。上の子も早生まれですが、年少の終わりまで乗っていました。しかし…幼稚園入園後にベビーカーに乗せていると、周りから白い目で見られることが結構あります。
実際に、「あら? ボク、もう大きいのにベビーカーなの? 歩けば?」と声をかけられることも。特に年配の人に言われることが多い印象があります。
歩くことは体調のためにもやる気アップのためにもいい!
「余計なお世話じゃい!」とスルーするのは簡単ですが、発育上歩くことが大事なのは確か。歩けるならばできるだけ歩いたほうがいい、というのは理にかなっています。
歩く量が少ないと、やる気や学習意欲、生活習慣、体調などに影響が出ることもあるのだとか。歩くことで体温が上がって覚醒するため、集中力が上がりやすくなるという分析もあるそうです。子どもに過度な負担をかける場合は別として、可能ならなるべく歩いたほうがいいんですね。
とはいえ、「ウチの子は歩いてくれないのよ!」というご家庭も多いでしょう。わかります…。そんなときは、次のような方法を試してみてはいかがでしょうか?
- 時間に余裕を持って出かけて、植物や車道の車、虫などを観察しながら歩く(子どものペースに合わせて)
- ママと競争ごっこをしてみる
- 少しでも歩いたら「さすが~!」「カッコいい~!」と褒めまくる
- 軽い荷物を持たせ、「これを持って一緒に歩いてくれるとママすごく助かるんだけど…」とお手伝いを依頼する
特に、子どものペースに合わせて、身近なものを観察しながら歩くのはオススメですよ。ただ、子どもの性格によって何が一番有効かは変わってきますから、いろいろと試してみてくださいね。
時間に限りがあるときは、ほんの少しずつでも構いません。昨日より今日のほうが歩けたら、子どもと一緒にたくさん喜びましょう♪
理由があって対象年齢内なら気にしない!
しかし、こんな事情があって子どもに歩かせることが難しい家庭だってあるでしょう。
- ママが妊娠中、もしくは体調不良
- きょうだいがいるためその子にかかりっきりになれず、事故などの不安を感じる
- ひどくぐずったり、まだ昼寝をしてしまったりするが、出かけなくてはいけない用事がある
などなど。理由がある場合は仕方ないです。
もちろん、ベビーカーの対象年齢、体重・身長の目安などを過ぎているにも関わらず乗せるのは危険です! 子どもの足がベビーカーのタイヤにかかって怪我をしてしまったり、重みで壊れやすくなったりしてしまうことも…。
しかし対象年齢内なのであれば、何も悪いことをしているわけではありません。何か聞かれることもあるかもしれませんが、その場合はやんわり事情を話してもいいですし、笑顔で「そうですね~」とスルーでもいいでしょう。それでも何か言ってくる人のことは、気にしないのが一番です。
人それぞれ、子どもそれぞれで異なるベビーカー事情。歩くこと、ベビーカーに乗ること、両方のメリットを意識しながら、無理せず卒業していきたいですね。
村山明日香
神奈川県在住。三十路に突入しました。元雑誌編集者で、現在はフリーライター&エディター。やんちゃすぎる2人の子どもたちの育児をしながら、合間に執筆やチェック作業。おカタい...
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