2016.02.22
身をもって知った『ノロウイルス』『ロタウイルス』の怖さ!
先日、我が家はノロウイルスによって壊滅状態に陥りました。ノロウイルス流行のピークはそろそろ終盤を迎えますが、今度はロタウイルスが流行する時期。かかったら怖いイメージがあるウイルスですが、意外と知らないことだらけだったことに気づきました。
備えあれば憂いなし。我が家のノロパニックからノロ・ロタ対策を考えてみました。
息子から始まったノロリレー!はじめは『風邪』という診断
食欲の塊の息子が食べない。それがノロパニックの始まりでした。「体調が悪いのかな?」と観察していたら食事中に嘔吐したので病院へ。だけど嘔吐が一度だけで熱も出なかったので、軽い風邪と診断されて帰ってきました。
しかしその夜私も嘔吐&下痢。眠れない一晩を過ごし、娘の嘔吐で朝が来ました。朝イチで向かった病院で言われたひと言が「ノロかもね」。そうなんです。ノロやロタにかかっても、検査キットできちんと検査することは稀であり、その症状から「ノロ(ロタ)の恐れあり」と言われることがほとんどです。
ノロウイルスもロタウイルスも、腹痛や下痢、嘔吐、発熱を伴う感染性胃腸炎ですが、ロタは乳幼児を中心に発症し、発酵臭がある白っぽい便が出ることが特徴です。また、ノロウイルスのピークは11月~1月頃ですが、ロタウイルスは2月~4月、ちょうど今の時期にピークを迎えるのが特徴です。
ノロもロタも特効薬はない!整腸剤だけをもらい帰宅
先生、無知な母親でごめんなさい。一晩にして3人が襲われたのに「整腸剤しかもらえないなんて!」と先生の対応を疑いました。だけどその通り、ノロウイルスもロタウイルスも、特効薬はないんです。抗生物質も効きません。ただ調子が戻るのをおとなしく待つしかないんですね。水分を摂って、第三者へ感染するのを防ぐほか、できることはないんです。
ついつい無理をしてでも食べたほうがいいと思われがちですが、吐き気がするときは無理に食べても吐いてしまいます。体調が戻ってから食べられるものを食べ始めるほうが、身体に負担がかかりません。
また脱水症状を恐れて水分をたくさん取ろうとするのも、吐き気があるときはただ吐いてしまうだけです。少し落ち着いてから経口補水液など吸収のよいものを、少しずつこまめに飲むだけでも脱水症状は防げます。
被害を最小限に抑えるためには何をすればいいの?
出典:ノロパンチHP
今回はみんな感染してしまいましたが、特に役に立ったと思ったのが使い捨て雑巾。たまたま年末の大掃除で入れ替えた古いタオルを細かく切って、キッチンの掃除に使おうと保存していました。使い捨て目的なので端を縫わず、15センチ四方くらいに切りそろえて置いていたんですね。
吐しゃ物がついたものは塩素系薬剤で消毒する必要があるため、洋服やシーツだけでも手いっぱい。少しでも洗うものを少なくできたのは良かったです。ウイルスは乾燥しても死なないので、吐しゃ物や便が乾燥して風で舞い上がって吸い込んでしまうのが感染ルートとして一番考えられます。
しっかり拭きとったつもりでも吐しゃ物などがついた場所は消毒するのがベスト、そんなときに役に立ったのがスプレー式の『ノロ用消毒液』でした。
昨年あたりからドラックストアなどで売られています。床などを塩素系漂白剤で掃除することに少し抵抗があったのと、気軽に取り出せて使用できたのでとても役に立ちました。
症状が治まっても便には感染から2~3週間程度ウイルスが含まれるので、オムツを替えるときなどは注意が必要です。普段から手洗いうがいをしっかりして、かからないことが基本ですが、いざかかってしまったときは安静にし、感染を拡大させないように気をつけましょう。
参照/ 認定病児保育スペシャリスト【突然の吐き気は感染性胃腸炎をうたがえ!】ノロからロタへ、まるでリレーのように!~冬に流行する感染性胃腸炎対策~
minami
1984年生まれ。新卒で入社した会社で求人広告の書き方を覚え、人に何かを伝えることの楽しさを知りました。退職後は求人関連のコラムを書いていました。今は4歳と1歳の怪獣2匹に囲...
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