2016.05.02
春でも油断はできない?子どもの目の紫外線対策法
金沢医科大学の研究チームにより、“子どもの頃から目に紫外線をたくさん浴びると、眼病にかかりやすくなる”ということが明らかになりました。子どもの目を守るために、紫外線の多い春・夏はサングラスの着用が推奨されています。
春は夏に比べると紫外線対策がおろそかになりがち。でも、春でも夏の80%ほどの紫外線量が降り注いでいるため、決して油断はできません。春のうちから子どもの目の紫外線対策を始めましょう!
子どもの目の充血に注意!紫外線によって起こりうる目の病気
子どもが外から帰ってきたとき、目が充血していたら要注意! 目の充血は、目の奥の網膜などがダメージを受けているサインなんです。
乳幼児から小学生までの子どもの目は、大人の目と比べると紫外線が網膜まで入り込みやすいため、紫外線が原因の目の病気にかかるリスクが高いそうです。特に、“白内障(はくないしょう)”と“瞼裂斑(けんれつはん)”を発症しやすくなるといわれています。
白内障
白内障とは、目の中でレンズの役割をしている水晶体が濁り、ものが見えづらくなる病気。一度発症したら薬では治せないため、手術が必要になります。治療をせずに放置すると、最悪の場合失明してしまうことも…!
瞼裂斑
瞼裂斑は、白目の一部が盛り上がり、黄色く変色してしまう病気。重症化すると、痛みや充血などの症状が起こります。抗アレルギー剤やステロイド剤の目薬を使って治療します。
このような恐ろしい病気から子どもの目を守るためには、サングラスの着用が効果的だといわれています。
色の濃いサングラスは効果なし!?サングラスの選びかた
紫外線量が多い春から夏にかけては、UVカットのサングラスや、つばの広い帽子を着用して、目に浴びる紫外線の量を減らすことが大切です。
サングラスは“レンズの色が真っ黒”なものの方が紫外線カットの効果が高いと思われがちですが、これは間違い! じつは、紫外線対策に有効なのは“無色か色の薄いレンズ”のサングラスで、色の濃いサングラスは対紫外線効果がほとんどないそうです!
色の濃いサングラスを着用すると、光を集めやすくするために瞳孔が大きく開き、サングラスの隙間から入る紫外線を取り込みやすくなってしまうんです。そもそも、色の濃さはUVカット効果にまったく関係がないんですって!
紫外線対策のために子どもにかけさせるなら、スポーツ用サングラスなど、色の薄いレンズのものを選びましょう。
大人よりも紫外線の影響を受けやすい子どもの目。ずっと健康な目を保てるように、この春から紫外線対策を始めてみてくださいね!
mamaPRESS編集部
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