2017.02.20
「自然分娩で子どもを産んだ方が愛着を抱きやすい」!?小学校の先生の発言にママたちが大激怒!
東京都品川区の小学校の男性教師が、「自然分娩で子どもを産んだ方が、帝王切開で産んだときよりも親は愛着を抱きやすいという説がある」と児童に教えたことが保護者の問い合わせで発覚したそうです。
この話が報道され、Twitterなどでもママたちから批判の声が相次いでいます。
「自然分娩のほうが愛着を抱きやすい」!?教師による不適切な発言に非難殺到
品川区立小学校の男性教諭が、担任をしている5年生の理科の授業で「自然分娩で子どもを産んだ方が、帝王切開で産んだときよりも親は愛着を抱きやすいという説がある」と発言していたそうです。
学校側は不適切な発言だったことを認め、校長と教諭が保護者会で「配慮に欠ける発言で申し訳ない」と謝罪したことがわかりました。
この発言は、人の誕生について学ぶ授業で、出産について説明したときのもの。自然分娩の大変さを説明しようとした中での発言だったそうです。保護者が学校に問い合わせて発覚しました。
出産の方法に愛情は関係ない!Twitterでは怒りの声が続々
教諭は「母親から自然分娩の大変さを繰り返し聞いていたため発言してしまった」と説明し、品川区教育委員会は「そんな説は確認できていない。不適切な発言で本人も大変反省している」と話したそうです。
実際に子どもを育てるママたちからしてみたら、出産の方法と愛情はまったく関係ないですよね。Twitterでは批判が相次いでいます。
帝王切開で出産したママは、その後の体への負担が大きいのに…
帝王切開分娩の身体の負担は自然分娩の比じゃないのに、お産は痛いだけが大変とか浅はか過ぎる考えに反吐が出るわ
— にゃご@(息°∀°子)6ヶ月☆デカい! (@nikukyu_nyago) 2017年2月17日
RT
産みの苦しみはもちろん大変ですが、帝王切開で出産したママの体への負担を考えないのでしょうか…。筆者の周囲の帝王切開で出産したママ友たちも、出産後何ヶ月も傷が癒えず苦しんでいました。
実際に傷ついている子どもも…
息子は2年生のときに生まれてからの成長の振り返りで自然分娩の話を聞いて帰ってきて、ぼくはどうだったと聞くから、「帝王切開」であると答えたら、「そんな生まれ方したくなかった」って泣いたんですよ。学校で教わった「正解」と違うから。(´・ω・`)
— Echo@覚醒せし聖騎士 (@Ponyoko) 2017年2月16日
今回問題になった考え方をしている先生は、他にもいるということですよね…。子どもの傷つく姿を見ると、ママも悲しくなりますね…。
出産は“出産日”だけではない!
自然分娩のほうが愛情が…とか言ってる人、母親をナメてるな。だいたい9か月半も自分のお腹の中で人を養うこと、どういうことだかわかってんの?重いとかさ。膀胱が圧迫されてすぐトイレに行きたくなるとかさ。カルシウム/鉄分欠乏するとかさ。お産だけが「母親の体験」じゃないんだ。冗談じゃない。
— つくる・フォルス (@tsukuru_agender) 2017年2月17日
出産するときが大変なのはもちろんですが、妊娠中だっていろいろな苦労があるのに…。もっと深く考えて発言してほしいですね。
呼び方を改めていってほしい…
自然分娩の方が愛着 教諭謝罪 2017/2/16(木) – Yahoo!ニュース
— aozora (@aozora_1024) 2017年2月16日
帝王切開で子供を産んだ母として言いたいこと。
もういいかげん経膣分娩を自然分娩と言うのはやめてほしい。
帝王切開は不自然なのか?と思ってしまう。
帝王切開も立派なお産です!!!
確かに“自然分娩”=自然な分娩、という誤解を生む名称ですよね。どちらで出産してもお産であることに変わりはないのに。
ママが決めたわけではないのに…
自然分娩の方が愛着云々言って問題になったみたいだが
— よねちーorz (@OrzYonetyn) 2017年2月16日
帝王切開にする時って母子にトラブルがある時がほとんどだから。
命を守る選択を貶められてもねぇ(・・;)
あと日本の「苦しむ事が尊い」「効率化許すまじ」も無意味に人を追い込んでるねぇ⤵
そもそも帝王切開で出産するのは、なんらかのトラブルがあった場合が多いですよね。ママと赤ちゃんの命を守るための選択なのに、それを責めるような発言は本当に悲しくなりますね。
どんな方法であれ、子どもを産むのには命懸けの覚悟が必要なもの。教育現場ではしっかりと教えてほしいですね。また、機会を見つけてママから子どもに、出産の日の話をしてあげるといいかもしれません。
PHOTO/milaphotos/Shutterstock
参照/
毎日新聞(Yahoo!ニュース)「<不適切発言>『自然分娩の方が愛着』 小学校教諭、授業で」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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