2017.07.25
夏休みにおすすめ!子供の認知力・観察力を育む『磯遊び』
梅雨があけると、すぐそこに夏がやってきますね!
夏休み、子供たちとどこに行こうか、何をして遊ぼうか計画中のパパやママにぜひおすすめしたいのが『磯遊び』。
水中や岩場の生物を捕まえて観察してみたり、小魚やイソガニ、イソギンチャクなどと触れ合ったりすることは、子供たちにとって、直接体験しなくては得られない、五感を通じた認知力や観察力が身に付きます。
そこで今回は、磯遊びについてご紹介しましょう。
磯遊びのメリットは自然体験や直接体験
磯の香りや潮風といった自然や、岩場や波打ち際にいる生物と直接触れ合って楽しむことができる磯遊び。
何の道具がなくても、体ひとつで自然に親しめるのも大きなメリットです。
磯遊びによって子供たちは、直接体験しなくては感じることのできないものの存在や周囲の変化に気づき、視覚や嗅覚、触覚などの五感を通して自然界を認知する力や、観察力を身につけることができるのです。
なお、磯遊びにはこんなグッズがあると、楽しみが倍増しますよ!
- 箱めがね…水中の生き物を観察できます。持っていなければ、缶の底をくり抜き、ラップをかけて、輪ゴムでとめてあげると、即席箱めがねが完成です。
- たも網…水辺の生き物をつかまえやすくなりますよ。
- ピンセット…岩場の狭い隙間にいる生き物を採集するのに適しています。ケガをしないようにパパやママと一緒に使いましょう!
- 虫めがね…小さな生き物を観察できます。太陽を見ないように注意!
- ヘラ、テーブルナイフ…岩にはりついている生き物をはがすときに便利です。ケガをしないようにパパやママと一緒に使いましょう。
- バケツ、水槽、バット…採集した生き物を入れてじっくり観察してみましょう。
- えさ、糸…糸にえさをつけて、ミニ釣りも楽しめますよ
安全に磯遊びを楽しむために気をつけておきたいこと
自然は、楽しいものでもありますが、よく注意しないと怖いものでもあります。特に小さなお子さんと一緒に磯遊びをするときは、充分に気をつけましょう。
まず磯遊びは、干潮時、波が静かなときにすることが大切です。事前に天気予報や波の高さ、満潮時間などを調べておくことも必要です。
そして、常に波や周りの様子をよく確認し、ちょっとでも様子がおかしいと思ったら、すぐに引き上げましょう。
また、遊ぶときは、服装にも注意しましょう。
- 日射病や熱中症をふせぐために帽子をかぶる
- 長袖・長ズボンなど肌の露出が少ないものを着る
- ケガ防止のために軍手をする
- マリンシューズなどの濡れてもよい靴や、使い古しの上履きなどを履く
磯はすべりやすいところもありますので、ビーチサンダルなどは避けたほうが無難です。お子さんだけでなく、パパやママも裸足やサンダルではなく、スニーカーなど足を覆う動きやすい靴を履くようにしてケガを防ぎましょう。
日射病や熱中症対策には帽子だけで安心せず、こまめに水分補給ができるよう準備もしておきましょうね。
磯遊びのおすすめのスポット3選
都心からもアクセスの良い、関東でおすすめの磯遊びスポットを3つ紹介します!
大井ふ頭中央海浜公園
干潟の生き物や、水鳥に会える公園です。併設したスポーツの森には芝生広場もあり、磯遊びもピクニックも楽しめるので、元気な子どもたちにおすすめの場所。都心からのアクセスもよいので、週末に気軽に訪れることができますよ。
■アクセス■
東京モノレール『大井競馬場駅』下車または京急バス、都バス『中央公園』『八潮南』下車
■連絡先■
大井ふ頭中央海浜公園 大井スポーツセンター:03-3790-2378
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葛西臨海公園・葛西海浜公園
さまざまな貝や、カニ、アユやハゼなどの魚にも会えます。海の近くの公園ですが、植物も多く、観察が楽しめます。言わずとしれた『東京ディズニーリゾート』にもほどちかく、両方を楽しむことができるかも。
■アクセス■
JR京葉線『葛西臨海公園駅』下車
■連絡先■
葛西臨海公園管理事務所:03-5696-1331
葛西海浜公園管理事務所:03-5696-4741
野島公園
横浜市の最南部、平潟湾に浮かぶ小さな島の公園。自然の海岸線には砂浜と岩場、防波堤や潮だまり、干潟などいろいろな環境があるのが魅力です。アサリやカニが見られますよ。バーベキュー場もあるので、磯遊びに疲れたら、家族でバーベキューして思いきりアウトドアを楽しみましょう。
■アクセス■
金沢シーサイドライン『野島公園駅』下車徒歩5分
■連絡先■
野島公園公園センター:045-781-8146
詳細はこちら
夏にしかできない磯遊びは、子供たちにとっても貴重な経験となることでしょう。
意外にアクセスのよい場所も磯遊びができるスポットがあるので、マイカーのないファミリーもぜひ行ってみてくださいね。
PHOTO/Dubova/Shutterstock
参照/
いこーよ「夏休みは海へいこーよ! 磯遊びの楽しみ方」
よかっぺ大洗「大洗で磯遊び」
京都教育大学教授 梶原祐二 「生き物と関わることで子どもの心に育つもの」
東京湾環境情報センター「東京湾に行ってみよう」(磯で遊ぼう)
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記事提供:ならいごとキッズ マガジン