2016.07.01
女性の体の悩みは血管にあり?!血管が若返るNO(一酸化窒素)ってご存知ですか?
みなさんも肩こり・冷え性・むくみ・月経痛・お肌の老化などに悩まされていませんか? 病院に行くほどではないけれど、改善されたらうれしいですよね。実はこれらの症状の原因は、血管にあるのです!
血管の若返りにはNO(一酸化窒素)が必須
生きていくために血管の働きはとても重要で、酸素や水分、食べたものの栄養を体の隅々まで運んでいきます。逆にいえばどんなに良いものを食べたり飲んだりしても、血管が元気でなければ運ばれないということです。
血管はよくゴムホースに例えられます。新品のしなやかなホースは水をスムーズに通しますが、古くなったホースはボロボロになったゴムがはがれて詰まってしまったり、硬くなって穴が開いたりします。血管が硬くなる状態を“動脈硬化”といいます。
血管を若くしなやなかに保つには、NO(エヌオー)と呼ばれる一酸化窒素がカギを握っています。
NOは血管を拡張して血行を促進させます。さきほどあげた女性を悩ませる症状の原因の多くは“血行不良”といわれています。NOで血行不良が改善されるなら、これは期待が持てますよね! 特に細かい血管が張りめぐらされている顔は、お肌のハリツヤに期待したい部分です。
NOを増やすスーパーアミノ酸『シトルリン』
出典:シトルリン研究会
ではNOを作り出すにはどうしたらいいのでしょうか?
食べ物に含まれる栄養素は、体の中で吸収しやすいように形を変えていきます。例えばごはんに含まれるでんぷんは、唾液で麦芽糖になり小腸でブドウ糖となって吸収され、肝臓でグリコーゲンとなって全身に運ばれていきます。
NOは気体なので直接体に取り込むことはできません。NOを体内で発生させるには、素になるスーパーアミノ酸『シトルリン』が必要となります。シトルリンは体の中をめぐりながらNOを発生させ、血管を元気にして血行を促進するのです。血液がさらさらと流れていくイメージができますね。
NOを効果的に発生させるには?
効果的に体内でNOを発生させるためには、適度な運動と1日に800mgのシトルリンが適切だといわれます。シトルリン800mgとはどれくらいの量なのでしょうか?
シトルリンを多く含む食品でいうと、
- スイカ1/7個
- メロン1.3個
- きゅうり56.5本
- ゴーヤ24.2本
- にんにく290個
夏場にスイカ1/7個くらいは食べられそうですが、年間通して考えると食べ物から摂るにはかなり無理がありますね。食べ物から摂るのが難しい場合は、サプリメントが便利ですよ。
普段あまり意識することがない血管ですが、実はとっても大事だったんですね! NOでプリプリの血管を目指してみてください。
参照/
毎日が発見「血管力を鍛えて若返る-南 和友先生」
シトルリン研究会「カラダに大切なスーパーアミノ酸」
協和発酵バイオの健康成分研究所「シトルリン」
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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